記事 (1/41)
このモジュールでは、次のことを学習します。
記事 (2/41)
重要:この学習モジュールの内容は、Quebec ServiceNow リリース用に最後に更新されたもので、Rome リリースでは更新されていません。Rome リリースとこの学習モジュールのコンテンツとの間に違いが見られる場合があります。
この学習モジュールのコンセプトページでは、さまざまな例が使用されています。例を再作成する必要はありません。演習では、NeedIt アプリケーションを開発します。
演習は、次の 3 つの方法で示されます。
NeedIt アプリケーションを使用すると、ユーザーは複数の部門からのサービスを要求できます。ソースコントロールを使用して、この学習モジュールに必要なすべての NeedIt アプリケーションファイルから始めます。
演習 (3/41)
ServiceNow は GitHub を使用して、開発者サイトの学習コンテンツをコピーして使用するアプリケーションリポジトリを提供します。リポジトリには、アプリケーションファイルの固定セットであるタグが含まれているため、部分的に構築されたアプリケーションを使用して作業を開始できます。ServiceNow が提供するリポジトリを個人開発者インスタンス (PDI) にコピーしてインポートすることで、モジュール内の実践的な演習に必要なすべてのファイルを取得できます。
注意:ServiceNow が開発者プログラムの学習コンテンツで GitHub を使用する方法の詳細と、リポジトリをフォークしてアプリケーションをインポートする方法に関するビデオを見るには、『GitHub ガイド』を参照してください。
この演習では、次のことを行います。
重要:リポジトリを既にフォークしてインポートしている場合は、次の演習に進み、タグから分岐を作成して、アプリケーションファイルを PDI にロードできます。モジュールを完了するには、NeedIt アプリケーションファイルが必要です。
演習のこのセクションでは、開発者サイトの学習コンテンツで使用するアプリケーションリポジトリのパーソナルフォークを作成します。
演習のこのセクションでは、アプリケーションリポジトリを ServiceNow にインポートします。プロセスの一環として、まず GitHub アカウントの資格情報レコードを作成してから、Studio を使用してアプリケーションリポジトリを PDI にインポートします。
演習 (4/41)
この演習では、モジュールで使用するアプリケーションファイルを含む「データの視覚化」モジュールのために、NeedIt アプリケーションの分岐を作成します。
注意:この演習を開始する前に、「演習:データの視覚化モジュールのためにリポジトリを分岐してアプリケーションをインポートする」で説明したように、NeedIt リポジトリを分岐およびインポートしておく必要があります。
記事 (5/41)
可視化では、チャートやグラフを使うことで言葉では説明しにくい複雑なデータを伝えることができます。アプリケーション開発者は、データを可視化して、レコードをアプリケーションのユーザーにとって意味のある情報に変えます。この情報がアクションの原動力となるはずです。
Now Platform の可視化には次のような種類があります。
データを可視化することで、開発者がユーザーに対して、簡単に利用できる形でデータを提示できるようになります。データの表示形式は次のとおりです。
記事 (6/41)
レポートは、意味のある方法で情報を伝えるためにデータを整理、要約、および表示します。開発者がアプリケーションのレポートを作成する理由には、次のようなさまざまなものがあります。
ServiceNow の レポートタイプ は次のとおりです。
レポートの目的は、有意義な情報をレポート閲覧者に伝えることです。必要な情報をアクション可能な方法で伝えるレポートタイプを選択してください。たとえば、経時的な傾向を特定することが目的の場合、円グラフはおそらく最善の選択ではありません。現在の状態を特定することが目的の場合は、円グラフが最適です。
記事 (7/41)
レポートを表示または実行するには、Application Navigator を使用して [レポート] > [表示 / 実行] を開きます。
ユーザーにレポートの作成権限があり、レポートを作成していない場合は、[自分のレポート] タブでレポートを作成するように求められます。
[グループ]、[グローバル]、および [すべて] タブには、ログインしているユーザーが表示と実行を許可されているレポートのリストがあります。適切なロールを持つユーザーは、レポートを作成および編集することもできます。
フィルターを使用して、次のようなレポートのサブセットを表示します。
レポートを表示または編集するには、リスト内のレポートの [タイトル] をクリックします。レポートを作成するには、[レポートの作成] ボタンをクリックします。
開発者向けのヒント:デフォルトのケースでは、レポートを表示するとそのレポートがお気に入りになります。この動作を変更するには、[ユーザー管理] > [ユーザー初期設定] を開き、glide.ui.nav.auto_favorite の値を [false] に変更します。場合により、インスタンスに glide.ui.nav.auto_favorite を作成する必要があります。
記事 (8/41)
レポートデザイナーは、レポートを作成および編集するための ServiceNow のユーザーインターフェイスです。レポートまたは管理者ロールを持つユーザーは、レポートを編集したり保存したりすることができます。レポートのロールは次のとおりです。
開発者は、レポートロールに加えて、自身のレポートのデータにアクセスするための適切な権限を持っている必要があります。
レポートデザイナーには、次の 4 つのタブがあります。
記事 (9/41)
[データ] タブを使用して、レポート名とデータの取得元を設定します。
データソースは、フィルタリングされたテーブルデータのセットです。[レポート] > [管理] > [レポートソース] モジュールを使用して、新しいデータソースを作成します。
[データ] タブでデータソースを選択すると、フィルター条件が [データ] タブとレポートの両方に表示されます。
開発者向けのヒント:テーブルの代わりにデータソースを使用します。データセットが変更された場合に、データソースを使用するすべてのレポートを変更しなくても、データソースを変更するだけでよくなります。
サムネイルをクリックして、レポートタイプを選択します。レポートタイプはグループ別に整理されています。
[構成] タブのオプションは、選択したレポートタイプによって異なります。ServiceNow ドキュメントサイトでは、[構成] タブオプションについて説明しています。[レポートの作成] をクリックし、[レポートタイプ] を選択してオプションを表示します。
[スタイル] タブのオプションは、選択したレポートタイプによって異なります。[スタイル] タブには、次のような追加タブがあります。
ServiceNow ドキュメントサイトでは、[スタイル] タブオプションについて説明しています。[レポートの作成] をクリックし、[レポートタイプ] を選択してオプションを表示します。
レポートを構成した後、[実行] ボタンをクリックして、変更を保存せずにレポートを実行します。レポートを実行して変更内容を保存するには、[保存] ボタンをクリックします。
演習 (10/41)
この演習では、[NeedIt] レコードのレポートを作成します。
レポートの NeedIt レコードを作成します。
注意:[必要な場合] フィールドは、異なる月の日付を組み合わせたものにする必要があります。また、演習のこのセクションで作成されたレコードが 10 件より多い場合もあります。追加レコードは、要求先の他のユーザー (システム管理者など) である可能性があります。他のユーザーに対する追加レコードの [要求先] フィールドを Joe Employee、Beth Anglin、または Fred Luddy に更新して、10 件のレコードを作成できます。
注意:[次へ] ボタンをクリックすると、チャートフレームが更新されます。一方、[タイプ] タブをクリックしても、チャートフレームは更新されません。
ドーナツグラフレポートのドキュメントを使用して、例のような NeedIt 要求 (タイプ別) レポートを構成する方法を決定します。レコード数は実際のものと異なる場合があります。ヒント:タイトルの色はダークオレンジです。
課題ソリューション:
演習 (11/41)
この演習では、すべてのアクティブな NeedIt レコードを含むデータソースを作成します。[タイプ別の NeedIt 要求 (NeedIt Requests by Type)] レポートのコピーを作成し、名前を変更して、そのデータソースを新しいレポートで使用します。
記事 (12/41)
ドリルダウンとは、レポートセクションをクリックして、新しいレポートでレポートのデータのサブセットを表示することを意味します。ドリルダウンレポートは、親とは異なるレポートタイプでもかまいませんが、対象となるテーブルやデータソースは同じものである必要があります。ドリルダウンの最後のレベルは常にリストレポートになります。
開発者向けのヒント:リスト、ヒストグラム、カレンダー、コントロール、ボックス、および Trendbox を除くすべてのレポートタイプは、ドリルダウンをサポートします。フォームに追加されたレポートや iFrame として組み込まれたレポートでは、ドリルダウンは使用できません。必要な数のドリルダウンを定義してください。
記事 (13/41)
レポートにドリルダウンを追加するには、レポートヘッダーの [レポート構造を表示] アイコンをクリックします。
[ドリルダウンを追加] リンクをクリックします。
[データ]、[タイプ]、[構成]、および [スタイル] タブを使用して、ドリルダウンレポートを構成します。構成が完了したら、[ドリルダウンを保存] ボタンをクリックします。保存せずにレポートをテストするには、[実行] ボタンをクリックします。
[レポート構造を表示] アイコンのバッジに、ドリルダウンの数が示されます。[レポート構造を表示] アイコンを再度クリックすると、レポート構造内のドリルダウンが表示されます。
開発者向けのヒント:ドリルダウンレポートを PDF ファイルにエクスポートすることはできません。
一部のレポートタイプでは、レポート構造に複数のデータセットを追加できます。
演習 (14/41)
この演習では、[タイプ別のアクティブな NeedIt 要求 (Active NeedIt Requests by Type)] レポートのドリルダウンを作成します。ドリルダウンレポートには、アクティブな NeedIt 要求の月次カウントが要求先別に表示されます。
記事 (15/41)
レポートを共有することで、アプリケーションユーザーに重要な情報を提供すると同時に、複数のユーザーが同じレポートを作成しないようにすることができます。
レポートを見れる人を指定するには、レポートデザイナーでレポートを構成します。[スタイル] 構成タブで、[共有] ボタンをクリックします。[共有] ペインで [共有] メニューアイテムを選択します。
レポートの表示オプションは次のとおりです。
開発者向けのヒント:レポートの表示設定以外に、レポート作成者はアクセス制御を使用して対象の閲覧者にレポートデータへのアクセス権が付与されていることを確認する必要があります。
レポートを作成したユーザーのみがレポートを表示できます。
適切なロールを持つレポート作成者は、[全員] オプションを選択して、次のうちからレポートを共有する人を選択できます。
すべての ServiceNow ユーザーとレポートを共有するには、[ロールが必要] フィールドを空白のままにします。ロールに基づく表示を有効にするには、[検索] フィールドを使用して [ロールが必要] リストにロールを追加します。
report_global ロールを持つレポート作成者は、可視性を [全員] に設定できますが、指定のロールをユーザーに要求することはできません。report_admin ロールを持つレポート作成者は、可視性を [全員] に設定した上で、指定のロールをユーザーに要求することができます。
適切なロールを持つレポート作成者は、[グループとユーザー] の可視性オプションを選択して、次のうちからレポートを共有する人を選択できます。
グループのメンバーシップに基づく可視性を有効にするには、[グループ] タブを選択し、[検索] フィールドを使用して、グループを [グループ] リストに追加します。
選択したユーザーの可視性を有効にするには、[ユーザー] タブに切り替え、[検索] フィールドを使用して、選択したユーザーを [ユーザー] リストに追加します。
report_admin または report_group ロールを持つレポート作成者は、[グループとユーザー] の共有オプションを選択できます。
開発者向けのヒント:レポートごとに共有できるオプションは 1 つだけです。たとえば、あるロールに基づいて全員と共有し、特定のユーザーとも共有することはできません。
注意:report_publisher、report_scheduler、および report_user ロールを持つレポート作成者は、[全員] または [グループとユーザー] オプションを選択できません。
演習 (16/41)
この演習では、[タイプ別の NeedIt 要求 (NeedIt Requests by Type)] レポートを次の人たちと共有します。
Beth Anglin には、NeedIt レコードを表示して操作するための x_58872_needit.needit_user ロールが必要です。開発者サイトのトレーニングで他のモジュールの作業をしたことがある場合は、すでに Beth に x_58872_needit.needit_user ロールを付与している可能性があります。
注意:Joe Employee は、[タイプ別の NeedIt 要求 (NeedIt Requests by Type)] レポートへのアクセス権を明示的に付与されていても、レポートにアクセスすることはできません。では、どのようにして Joe Employee にレポートを取得させればよいでしょうか?それについては、このモジュールの今後のセクションで詳しく説明します。
記事 (17/41)
公開されたレポートは、[レポート] > [表示 / 実行] モジュールを使用しなくても、URL にアクセスすることで表示できます。
レポートを公開するには、レポートデザイナーでレポートを構成します。[スタイル] 構成タブで、[共有] ボタンをクリックするか、レポートデザイナーのヘッダーの [共有] アイコン () をクリックします。[共有] ペインで、[公開する] メニューアイテムを選択します。
注意:[公開する] メニューアイテムが表示されていない場合は、Application Navigator で「sys_properties.list 」と入力し、システムプロパティのリストを開きます。[検索] フィールドに「glide.report.published_reports.enabled 」と入力し、編集するレコードを開きます。プロパティの値を [true] に設定して、レコードを更新します。
公開後、[リンク] アイコン () をクリックして、レポートの URL をクリップボードにコピーします。[リンク] アイコンは公開されたレポートでのみ使用できます。
ビジネスルールによってアクセスが制限されていない限り、このリンクが有効になっている人は誰でもレポートを表示できます。レコードのリストを可視化する場合、ユーザーがレコードを表示するためには認証を行う必要があります。アクセス制御によって、ユーザーがレコードを表示できるかどうかが決まります。
レポートのリンクを無効にするには、[共有] ペインを開き、[公開を中止] メニューアイテムを選択します。
演習 (18/41)
この演習では、[タイプ別の NeedIt 要求 (NeedIt Requests by Type)] レポートを公開し、レポートのリンクを使用してアクセスをテストします。
記事 (19/41)
レポートの PDF は、ダウンロード用に生成することもメールでの配布用に生成することもできます。
レポートの PDF を生成するには、レポートデザイナーでレポートを構成します。[スタイル] 構成タブで、[共有] ボタンをクリックするか、レポートデザイナーのヘッダーの [共有] アイコン () をクリックします。[共有] ペインで、[PDF にエクスポート] メニューアイテムを選択します。
[PDF にエクスポート] ダイアログで、PDF の向きを次の中から選択します。
ダウンロード可能な PDF を作成するには、[今すぐ生成 ] の配信オプションを選択し、[エクスポート] ボタンをクリックします。
レポートの PDF をダウンロードするには、[エクスポート完了] ダイアログで [ダウンロード] ボタンをクリックします。
レポートの PDF のファイル名は sys_report.pdfです。複数のレポートをダウンロードする場合、ファイル名は <Report_Name>_<Date_PDF_Created>_<Time_PDF_Created>.pdf になります。例:API_Usage_(Last_30_Days)_2019-11-16_15_06_04.pdf。
開発者向けのヒント:ドリルダウンはレポートの PDF の一部としてエクスポートされません。
レポートの PDF をメールで送信するには、[メールで送信] の配信オプションを選択します。[メールアドレス] フィールドに受信者のメールアドレスを入力し、[エクスポート] ボタンをクリックします。
確認ダイアログで、[OK] ボタンをクリックしてレポートの PDF を送信します。
注意:[メールで送信] の配信オプションでは、一度に 1 人の受信者に送信します。レポートの PDF を複数の受信者に送信するには、スケジュールを使用します。スケジュールの詳細については、このモジュールの次のセクションを参照してください。
重要:インスタンスでメール送信を有効にする必要があります。
開発者向けのヒント:レポートをエクスポートすると、レポートの静止画スナップショットが作成されます。共有、公開、およびダッシュボードへの追加は、表示方法を共有することでユーザーが常に最新の情報を見られるようにする方法です。
演習 (20/41)
ServiceNow で通知を送信するには、個人開発者インスタンス (PDI) でメール送信を有効にする必要があります。PDI のデフォルトでは、メール送信は無効になっています。通常、メールの有効化は ServiceNow 管理者の担当であり、レポート作成者の担当ではありません。この演習では、メール送信を有効化します。
注意:開発者サイトで他のトレーニングモジュールで作業したことがある場合は、既にメール送信が有効になっている可能性があります。
演習 (21/41)
この演習では、[タイプ別の NeedIt 要求 (NeedIt Requests by Type)] レポートの PDF を作成します。PDF をダウンロードしてメールで送信することもできます。
注意:メールの送信者は、IT サービスデスク <dev#####@service-now.com> です。ここでは ##### = <個人の開発者インスタンス番号> です。メールが受信トレイに届くまで数分かかる場合があります。メールが届かない場合は、[メールを送信しています (email is sending)] が有効になっていることを確認してから、スパムフォルダを確認してください。
記事 (22/41)
レポートスケジュールは事前定義された頻度で自動的に実行され、受信者のリストにファイルとしてメールで送信されます。レポートスケジュールの形式は、PDF、CSV、および XLS です。グラフィカルレポートの形式は PNG と PDF です。
Studio の [スケジュール] フォームには、レポートスケジュールをテストするためのボタンがありません。Studio でスケジュールを作成する代わりに、ServiceNow ブラウザーのメインウィンドウで Application Navigator を使用して [レポート] > [レポートスケジュール] を開きます。[新規] ボタンをクリックして、スケジュールを作成します。
レポートスケジュールを構成します。
レポートスケジュールをテストするには、[今すぐ実行] ボタンをクリックします。[今すぐ実行] ボタンは、レポートスケジュールが初めて保存されるまで使用できません。
開発者向けのヒント:レポートをスケジュールすると、チャートの静止画のスナップショットが作成されます。共有、公開、およびダッシュボードへの追加は、レポートを共有することでユーザーが常に最新の情報を見られるようにする方法です。
開発者向けのヒント:レポートをスケジュールする際は、レポートへのリンクをメール本文に入れることをお勧めします。受信者がメールの PDF 添付ファイルにキャプチャされた静止画データの代わりに実データを表示したい場合は、リンクを使用して簡単にレポートにアクセスできます。
記事 (23/41)
レポートスケジュールの受信者は次のとおりです。
[ユーザー] フィールドでは、レポートスケジュールを受信する ServiceNow ユーザーを識別します。[ユーザー] リストを編集するには、[ユーザーリストのロック解除 (Unlock Users list)] ボタン () をクリックします。
[メールアドレスの入力] フィールドを使用して、ServiceNow ユーザーでない受信者のメールアドレスを追加します。
[グループ] フィールドでは、レポートスケジュールを受信するグループを識別します。[ユーザー] リストを編集するには、[ユーザーリストのロック解除 (Unlock Users list)] ボタン () をクリックします。
記事 (24/41)
条件スクリプトはサーバー側のスクリプトで、予定時刻に合致したときに、レポートスケジュールを実行してメールで送信するかどうかを決定するために評価されます。条件スクリプトを追加するには、[条件付き] オプションを選択します。
条件スクリプトの最後の行は、true または false と評価される必要があります (true や false を返すのではなく、true または false と評価します)。条件スクリプトが false と評価された場合、レポートは実行されず、メールでも送信されません。サンプルスクリプトでは、レポートのスケジュールは、午後 7:00 に実行されるように設定された日次スケジュールです。スケジュールが日次でも、条件スクリプトによって週末にはレポートが実行されないようになっています。
開発者向けのヒント:[今すぐ実行] ボタンを使用してレポートスケジュールをテストする際は、条件スクリプトは評価されません。
演習 (25/41)
この演習では、[タイプ別の NeedIt 要求] レポートのレポートスケジュールを作成します。自分のメールアドレスにメールを送信して、レポートスケジュールをテストします。
注意:メールの送信者は、IT サービスデスク <dev#####@service-now.com> です。ここでは <##### = 個人の開発者インスタンス番号> です。メールが受信トレイに届くまで数分かかる場合があります。メールが届かない場合は、[メールを送信しています (email is sending)] が有効になっていることを確認してから、スパムフォルダを確認してください。
レポートスケジュールの日次通知を受信しないようにするには、レポートスケジュールを無効にします。
記事 (26/41)
ユーザーはリストから棒グラフと円グラフを作成できます。
リストからオンデマンドグラフを作成するには、[列] オプションメニュー () をクリックしてから、[棒グラフ] または [円グラフ] メニューアイテムを選択します。
レポートロールを持たないユーザーは、オンデマンドの棒グラフや円グラフを編集したり保存したりすることはできません。
レポートロールを持つユーザーは、グラフを編集したり保存したりすることができます。
グラフの棒やセクションをクリックすると、その棒またはセクションのレコードのリストが表示されます。
演習 (27/41)
この演習では、NeedIt レコードの棒グラフと円グラフを Joe Employee および Beth Anglin として作成します。
Joe Employee には、NeedIt レコードを表示して操作するための x_58872_needit.needit_user ロールが必要です。Joe Employee にはレポートのロールがないため、レポートを編集することも保存することもできません。
Beth Anglin としての課題は、[要求タイプ] フィールドの円グラフを作成して、次のうちでどの要求タイプが最も一般的かを判断することです。
記事 (28/41)
[完了率 (%)] フィールドは、フォームの中では 10 進数の値を表示し、リストの中では進捗バーを表示します。[完了率 (%)] フィールドは多くの場合、タスクや要求の完了までの進捗を示すために使用されます。
[完了率 (%)] フィールドには、[完了率 (%)] というデータタイプがあります。
データタイプが [完了率 (%)] のフィールドを追加するには、テーブルエディターを使用します。[新規行を挿入...] テキストをダブルクリックし、そのフィールドの列ラベルを入力します。[タイプ] フィールドをダブルクリックし、データタイプとして [完了率 (%)] を選択します。
開発者向けのヒント:[完了率 (%)] データタイプは、フォームデザイナーでは使用できません。[完了率 (%)] フィールドは、テーブルエディターで作成する必要があります。
[リストをカスタマイズ] アイコンを使用して、テーブルのリストに新規フィールドを追加します。[利用可能] スラッシュバケットでフィールド名をダブルクリックして、[選択] スラッシュバケットにフィールドを移動します。[上に移動] ボタンと [下に移動]
ボタンを使用して、選択した場所にフィールドを配置します。
テーブルのフォームを使用するかスクリプトを作成して、[完了率 (%)] フィールドに値を追加します。
テーブルのリストでは、進捗バーに [完了率 (%)] の値が表示されます。
開発者向けのヒント:値のない [完了率 (%)] フィールドには、進捗バーは表示されません。
記事 (29/41)
ターゲットのしきい値は、ターゲットに対する [完了率 (%)] フィールドの進捗を視覚的に示すインジケーターです。しきい値の目標を達成または超過すると、進捗状況バーの色が変わります。
しきい値を定義するには、編集対象のテーブルを Studio で開きます。データタイプが [完了率 (%)] であるフィールドの [列ラベル] をクリックします。
[関連リンク] までスクロールし、[詳細ビュー] リンクをクリックします。
target_field 属性を追加します。
この例では、5 色を使用して進捗状況を可視化します。
完了率 (%) の値 | 色 |
---|---|
0 〜 24 | レンガ色 |
25 〜 49 | ダークオレンジ |
50 〜 74 | ゴールド |
75 ~ 89 | 黄緑色 |
> 90 | ダークグリーン |
デフォルトの場合、[完了率 (%)] フィールドのターゲット値は 100% と見なされます。
ターゲットの [完了率 (%)] は、タスクやプロジェクトのステージによって異なる場合があります。
ターゲット完了バーを追加するには、タイプが [10 進数] のフィールドをテーブルに追加して、ターゲット値を定義します。
[完了率 (%)] フィールドの [属性] フィールドを再度編集し、target_field 属性を追加します。
テーブルのフォームで、[完了率 (%)] フィールドと [ターゲット] フィールドの両方に値を設定します。
演習 (30/41)
この演習では、[NeedIt] テーブルに [完了率 (%)] フィールドと [ターゲット] フィールドを追加します。[完了率 (%)]フィールドを [NeedIt] リストに追加します。[完了率 (%)] フィールドのしきい値とターゲットも設定します。
記事 (31/41)
場合により、開発者がレポートをフォームに直接追加しなくてはならない場合があります。
フォームにグラフを追加するには、フォームデザイナーを使用して、[チャート] データタイプをフォーム上の目的の場所にドラッグします。
開発者向けのヒント:リスト、ピボット、マルチレベルピボット、カレンダー、および単一スコアは、[チャート] のデータタイプではサポートされていません。
[チャート] フィールドの [フィールド設定] アイコン () をクリックして、フィールドにラベルを追加します。
フォームデザイナーにフォームを保存します。
ServiceNow ブラウザーのメインウィンドウで、フォームを開きます。[チャート] フィールドの [チャートを構成] リンクをクリックします。
[チャート] フィールドの設定
[レポート条件拡張] タブ
高度な条件拡張
チャート構成を再度編集するには、フォームのチャートラベルを右クリックし、[チャートを構成] メニューアイテムを選択します。
開発者向けのヒント:[チャート] のデータタイプは慎重に使用してください。フォームがロードされるたびにレポートが実行されるため、フォームのロード時間に影響する可能性があります。開発者は、グラフを含むフォームのビューと、グラフを含まない別のビューを作成することができます。
演習 (32/41)
この演習では、NeedIt テーブルに [チャート] フィールドを追加します。
記事 (33/41)
ダッシュボードは、定期的に使用するチャートを、タブやウィジェットを使用して 1 か所にまとめた、ドラッグアンドドロップで操作可能なキャンバスです。意味のある情報をアプリケーションユーザーに伝えるため、複数のチャートを使用してアプリケーションダッシュボードを設計します。
ベースラインダッシュボードを表示するには、Application Navigator を使用して [セルフサービス] > [ダッシュボード] を開きます。ServiceNow のデフォルトでは、ログインしているユーザーが最後に表示したダッシュボードが表示されます。ユーザーが初めてダッシュボードにアクセスするときは、使用可能なダッシュボードのリストから選択します。
記事 (34/41)
ダッシュボードを作成するには、Application Navigator を使用して [セルフサービス] > [ダッシュボード] を開き、[新規] ボタンをクリックするか、既存のダッシュボードを開きます。[ダッシュボードコントロール] メニュー () をクリックし、[新しいダッシュボード] メニューアイテムを選択します。
ダッシュボードのプロパティを構成します。
ダッシュボードを保存するには [他のアクション] メニューをクリックします。ウィジェットとタブをダッシュボードに追加するには、[ダッシュボードを表示] 関連リンクをクリックします。
記事 (35/41)
ウィジェットピッカーを使用して、ダッシュボードにウィジェットを追加します。
[ウィジェットを追加] ペインが開きます。ウィジェットをクリックしてプレビューしてから、ダッシュボードに追加します。
[追加] ボタンをクリックして、ダッシュボードにウィジェットを追加します。
[構成] アイコンをクリックして、ダッシュボードとウィジェットの構成を変更します。
[ダッシュボードの背景] セクションを使用して、ダッシュボードの背景色を設定します。デフォルトの色は #ffffff (白) です。色の 16 進数値を入力するか、カラーピッカーを使用して色を選択します。
[構成] パネルの [クイックレイアウトを適用] セクションからレイアウトを選択し、ウィジェットを構成します。ウィジェット構成ヘッダーを表示するには、ヘッダー領域にカーソルを合わせます。ウィジェットを移動するには、ウィジェットのヘッダー領域をクリックし、押したままドラッグします。ウィジェットのサイズを変更するにはグラブハンドルを使用します。
[ウィジェット構成の編集 (Edit widget configuration)] アイコンをクリックして、リアルタイム更新の有効化 / 無効化、境界線とタイトルの有効化 / 無効化、タイトルの配置の設定、ウィジェットのインタラクティブフィルターへの関連づけを行います。
ウィジェットによっては、一部のウィジェット構成オプションが使用できない場合があります。たとえば、[リアルタイム更新を表示] 設定オプションは、単一スコアウィジェットでのみ使用できます。
インタラクティブフィルターはプレミアム機能であり、別途ライセンスが必要です。
記事 (36/41)
タブは、ダッシュボードウィジェットを論理的なグループに整理したものです。
タブを作成するには、[構成] パネルを開いて [タブの作成] をクリックします。タブアイコンを有効にするには、新しい [タブタイトル] にカーソルを合わせます。タブを削除するには [削除] アイコンをクリックします。タブのタイトルを変更するには、[編集] タブアイコンをクリックします。
演習 (37/41)
この演習では、このモジュールで以前に作成した NeedIt レポートのダッシュボードを作成します。
演習 (38/41)
開発者は、GitHub のようなソースコントロールアプリケーションを使用して、個人開発者インスタンス (PDI) の外部で変更をコミット (完了した作業を保存) できます。アプリケーションに対する変更内容をコミットして、作業をソースコントロールに保存します。
この演習では、このモジュールで完了した作業を GitHub リポジトリに保存します。
注意:ServiceNow が開発者プログラムの学習コンテンツで GitHub を使用する方法の詳細と、作業を保存する方法に関するビデオを見るには、『GitHub ガイド』を参照してください。
記事 (39/41)
ServiceNow での「データの可視化」に関する理解度を確認しましょう。自分の進行状況を評価するには、次の質問が役立ちます。質問ごとに回答を決定し、質問の任意の場所をクリックして回答を表示します。
質問:ServiceNow でのデータの可視化に用いる手法は次のうちどれですか。複数の回答が正解の場合があります。
回答:すべて正解です。
質問:正誤問題?レポートによって、リストやフォームで見れないデータにユーザーがアクセスできるようになる。
回答:正解は「誤り」です。アクセス制御はレポートの生データに適用されます。ユーザーは集計後のデータを見ることはできますが、個々のレコードを見ることはできません。
質問:レポートの共有オプションは次のうちどれですか。複数の回答が正解の場合があります。
回答:正解は 1、3、4、5 です。ドリルダウンはレポート機能であり、共有機能ではありません。
質問:レポートの機能について言い表しているのは次のうちのどれですか。
[レポート] セクションをクリックすると、レポートのデータのサブセットが新しいレポートに表示されます。
回答:正解は 4 です。
質問:レポートの構造で許可されるドリルダウンのレベルは最大でいくつですか。
回答:正解は 5 です。レポート構造で許可されるドリルダウンレベルの数に制限はありません。ドリルダウンの作成時にドリルダウンレベルを 5 以上にしてもかまいませんが、ユーザーのことを考えて設定しましょう。自社のビジネスケースに適したドリルダウンレベルはどのくらいでしょうか?
質問:レポートを見るためにユーザーが認証する必要のあるレポートの手法はどれですか。複数の回答が正解の場合があります。
回答:正解は 1 と 5 です。公開レポートへのリンクを知っているすべてのユーザーは、レポートを見ることができます。PDF ファイルは、ファイルにアクセスできるユーザーであれば誰でも開くことができます。レポートスケジュールは、レポートの PDF スナップショットをメールで送信します。
質問:レポートの機能について言い表しているのは次のうちのどれですか。
フォームでは 10 進数の値を受け入れます。リストで表示されたときは進捗状況バーを表示します。
回答:正解は 4 です。
質問:フォームにレポートを追加するフィールドのデータタイプはどれですか。
回答:正解は 2 です。
質問:ダッシュボードに関して、正しい文は次のどれですか。複数の回答が正解の場合があります。
回答:正解は 4 と 5 です。アプリケーションには通常、ペルソナごとにダッシュボードがあります。これは、ユーザータイプによって関心のある情報が異なるためです。ダッシュボードには、アプリケーションまたはプロセスから必要な情報を伝達するために必要な数のウィジェットを含めることができます。ダッシュボードへのアクセスはロールごとに制限されます。ロールがアサインされていないダッシュボードはすべてのユーザーが表示できます。
質問:ダッシュボードの機能は次のうちのどれですか。複数の回答が正解の場合があります。
回答:正解は 1、2、4、5 です。ダッシュボードに外部リンクを含めることはできません。
記事 (40/41)
コアコンセプト:
記事 (41/41)
お疲れさまでした。「データの可視化」モジュールが完了しました。データの可視化への関心に基づいて、さらに次のことも学んでいただけます。