バージョン:Rome
レポートおよび分析

Performance Analytics

記事 (1/57)

Performance Analytics の目的

このモジュールでは、次のことを学習します。

  • Performance Analytics - プレミアム版プラグインを有効化する
  • Performance Analytics のデータレイヤーと可視化レイヤーについて説明する
  • Performance Analytics を含めてアプリケーションを設計する
  • データをフィルタリングするためのインジケーターソースを作成する
  • データをスコアに絞り込むためのインジケーターを作成する
  • ブレークダウンに含まれる一意の要素を指定するためのブレークダウンソースを作成する
  • ブレークダウンを使用してデータをスコアにフィルタリングする
  • データコレクターを作成する
    • 履歴:過去のデータを収集する
    • データコレクター:現在のデータを収集する
  • 分析ハブを使用して、Performance Analytics のデータ、傾向、ターゲット、しきい値、および予測を分析する
  • Performance Analytics ウィジェットを使用してダッシュボードを作成する
  • バケットグループを使用してデータを可視化し、生データを見るときにわかりにくい結果を導き出す

前提条件予定スクリプトの実行とイベント (スケジュール済みジョブ) およびダッシュボードに関する知識。

記事 (2/57)

この学習モジュールについて

重要:この学習モジュールの内容は、Quebec ServiceNow リリース用に最後に更新されたもので、Rome リリースでは更新されていません。Rome リリースとこの学習モジュールのコンテンツとの間に違いが見られる場合があります。

Earthquakes アプリケーションは、アプリケーション作成の基になる概念とプロセスを紹介し、デモンストレーションするために、この学習モジュール全体で使用されます。受講者は Earthquakes アプケーションを構築しません。

演習では、NeedIt アプリケーションを開発します。

演習は、次の 3 つの方法で示されます。

  • ナビゲーションペインの [演習] アイコン。
  • ページ上部の [演習] アイコンと「演習」という単語。
  • ページタイトルの「演習」または「課題」という単語。

ナビゲーションとページタイトルに、強調表示された演習ページのアイコンと演習プリフィックスが表示された、演習ページの上部。

NeedIt アプリケーションを使用すると、ユーザーは複数の部門からのサービスを要求できます。ソースコントロールを使用して、この学習モジュールに必要なすべての NeedIt アプリケーションファイルから始めます。

演習 (3/57)

演習:Performance Analytics モジュールのためにリポジトリをフォークしてアプリケーションをインポートする

ServiceNow は GitHub を使用して、開発者サイトの学習コンテンツをコピーして使用するアプリケーションリポジトリを提供します。リポジトリには、アプリケーションファイルの固定セットであるタグが含まれているため、部分的に構築されたアプリケーションを使用して作業を開始できます。ServiceNow が提供するリポジトリを個人開発者インスタンス (PDI) にコピーしてインポートすることで、モジュール内の実践的な演習に必要なすべてのファイルを取得できます。

注意:ServiceNow が開発者プログラムの学習コンテンツで GitHub を使用する方法の詳細と、リポジトリをフォークしてアプリケーションをインポートする方法に関するビデオを見るには、『GitHub ガイド』を参照してください。

この演習では、次のことを行います。

  1. ServiceNow リポジトリを GitHub アカウントにフォークします。
  2. リポジトリのフォークから PDI にアプリケーションをインポートします。

重要:リポジトリを既にフォークしてインポートしている場合は、次の演習に進み、タグから分岐を作成して、アプリケーションファイルを PDI にロードできます。モジュールを完了するには、NeedIt アプリケーションファイルが必要です。

リポジトリのフォーク

演習のこのセクションでは、開発者サイトの学習コンテンツで使用するアプリケーションリポジトリのパーソナルフォークを作成します。

  1. Web ブラウザーで、github.com を開きます。

  2. GitHub アカウントをお持ちの場合は、サインインします。お持ちでない場合は、新しいアカウントにサインアップします。

  3. サインインしたら、NeedIt リポジトリを開きます。

  4. [フォーク] ボタン (GitHub の [フォーク] ボタン) をクリックして、GitHub アカウントにリポジトリのコピーを作成します。

  5. 既にリポジトリをフォークしている場合は、ダイアログが表示されます。リポジトリを既にフォークしている場合は、次の演習に進みます。

    リポジトリは以前にフォークされている

  6. GitHub アカウントが複数の組織に属している場合は、GitHub でフォークを作成する場所を指定します。[Fork devtraining-application-release] ダイアログで、<お使いの GitHub ユーザー名> リンクを選択します。リポジトリのプライベートフォークを作成します。GitHub はリポジトリフォークのページを自動的にロードします。

    GitHub ユーザーが複数の組織に属している場合、GitHub はフォーク先を尋ねます。GitHub ユーザー名を選択します。

  7. リポジトリのフォークの URL が次のようになっているかを検証します:<お使いの GitHub ユーザー名>/devtraining-application-release

    フォークしたコピーは自動的にロードされます。

  8. フォークしたリポジトリの URL をコピーします。

    1. [コード] ボタンをクリックします。

    2. URL に ServiceNow ではなく GitHub ユーザー名が含まれていることを確認します。

    3. HTTPS が選択されていることを確認します。選択されていない場合は、[クローン] フライアウトで [HTTPS] タブを選択します。

    4. [クリップボードにコピー] ボタン ([クリップボードにコピー] ボタン) をクリックします。

      フォークしたリポジトリの URL をコピーする

      注意:次のセクションでは、コピーした URL を使用して、フォークしたリポジトリへの接続を設定します。

フォークしたリポジトリからアプリケーションをインポートします。

演習のこのセクションでは、アプリケーションリポジトリを ServiceNow にインポートします。プロセスの一環として、まず GitHub アカウントの資格情報レコードを作成してから、Studio を使用してアプリケーションリポジトリを PDI にインポートします。

  1. 管理者ユーザーとして PDI にログインします。PDI がない場合は、ServiceNow 開発者サイトを開いて Rome PDI を入手してください。

    注意:PDI の入手方法については、『個人開発者インスタンス (PDI) ガイド』を参照してください。

  2. GitHub 接続の資格情報レコードを作成します。

    重要:資格情報レコードを作成する必要があるのは 1 回だけです。別の演習で資格情報レコードを既に作成している場合は、この手順をスキップしてください。

    1. Application Navigator を使用して、[接続および資格情報] > [資格情報] を開きます。

    2. [新規] ボタンをクリックします。

    3. [作成する資格情報のタイプは?] リストで、[基本認証資格情報] リンクをクリックします。

    4. 資格情報レコードを設定します。

        名前 GitHub 資格情報 (GitHub Credentials) - <お使いの github.com ユーザー名>
        ユーザー名 <お使いの github.com ユーザー名>
        パスワード <お使いの github.com 個人アクセストークン>

      基本認証資格情報の新しいレコードフォーム。

      重要:GitHub では、ServiceNow などの他のプラットフォームからリポジトリにアクセスするには、個人アクセストークンが必要です。認証時には、パスワードの代わりに個人用アクセストークンが使用されます。GitHub パーソナルアクセストークンを作成する方法については、『GitHub ガイド』の「GitHub への認証」セクションを参照してください。

    5. [送信] ボタンをクリックします。

  3. Application Navigator を使用して [システムアプリケーション] > [Studio] を開きます。

    Studio アプリケーションを開きます。

  4. 新しいブラウザータブで Studio が開きます。

  5. [アプリケーションを選択] ダイアログで、[ソースコントロールからインポート] ボタンをクリックします。

    [ソースコントロールからインポート] ボタンをクリックします。

  6. [アプリケーションのインポート] ダイアログで、分岐したリポジトリへの接続を設定します。

      URL <リポジトリのフォークドバージョン用にコピーしたURL>
      資格情報 GitHub 資格情報 (GitHub Credentials) - <お使いの github.com ユーザー名>
      分岐 メイン (main)

    注意[分岐] の値を [メイン (main)] に変更すると、「デフォルトの命名規則を使用することを強くお勧めします」という情報メッセージが表示されます。[分岐] フィールドの値はリポジトリに存在する必要があります。開発者サイトのトレーニングリポジトリにはすべて [メイン (main)] 分岐があり、デフォルト値の代わりに使用する必要があります。

    github.com からコピーした URL を使用して、GitHub にフォークしたリポジトリへの接続を構成します。

  7. [インポート] ボタンをクリックします。

  8. アプリケーションのインポートが完了したら、[アプリケーションの選択] ボタンをクリックします。

    有効なリポジトリが存在する必要があります。

    注意:接続に失敗した場合は、フォークしたリポジトリ URL ではなく ServiceNow のリポジトリ URL を [URL] フィールドに入力しているか、あるいは GitHub アカウントで 2 要素認証を有効にしている可能性があります。接続のトラブルシューティング方法については、 「GitHub 問題のトラブルシューティング」を参照してください。

  9. [アプリケーションを選択] ダイアログで、Studio で編集するために、アプリケーションをクリックして開きます。

    重要:タグから分岐を正常に作成しないと、次の演習で Studio にアプリケーションファイルが表示されません。

演習 (4/57)

演習:Performance Analytics モジュールのブランチを作成する

この演習では、「Performance Analytics」モジュール (モジュールで使用するアプリケーションファイルを含む) 用に NeedIt アプリケーションの分岐を作成します。

注意:この演習を開始する前に、「演習:Performance Analytics モジュールのためにリポジトリをフォークしてアプリケーションをインポートする」の説明に従って、NeedIt リポジトリをフォークしてインポートしておく必要があります。

  1. 前回の演習で NeedIt アプリケーションを Studio で開いていない場合は、ここで開きます。

    1. ServiceNow ブラウザーのメインウィンドウで、Application Navigator を使用して [システムアプリケーション] > [Studio] を開きます。
    2. [アプリケーションを選択] ダイアログで、NeedIt アプリケーションをクリックします。
  2. Studio で、[ソースコントロール] メニューを開き、[分岐を作成] メニューアイテムを選択します。

    [ソースコントロール] メニューおよび [分岐を作成 (Create Branch)] メニューアイテムを開きます。

  3. 分岐を構成します。

      分岐名 PerformanceAnalytics
      タグから作成 LoadForPAModule
  4. [分岐を作成] ボタンをクリックします。

  5. [閉じる] ボタンをクリックします。

  6. タグに含まれているアプリケーションファイルをロードするには、(Studio ではなく) ServiceNow ブラウザーのメインタブに戻り、ブラウザーの再ロードボタンをクリックしてページを更新します。

    注意:分岐の作成に失敗した場合は、フォークしたリポジトリ URL ではなく ServiceNow のリポジトリ URL を [URL] フィールドに入力しているか、あるいは GitHub アカウントで 2 要素認証を有効にしている可能性があります。GitHub 接続問題のトラブルシューティング方法については、『GitHub ガイド』の「GitHub 問題のトラブルシューティング」セクションを参照してください。

記事 (5/57)

Performance Analytics とは

Performance Analytics は、データを収集および分析するための単一の記録システムです。Performance Analytics を使用して、ある時点における報告の代わりに、長期にわたって重要業績評価指標を追跡、集計、および可視化します。

Performance Analytics を使用すると、アプリケーションで次のようなことが可能になります。

  • パフォーマンスの向上
  • 実用的なインサイトの提供
  • 明確で最新のチャートの共有

Performance Analytics で可視化されるものとしては、チャート、ダッシュボード、その他のウィジェットなどがあります。

記事 (6/57)

レポートと分析

レポートと分析の境界線は必ずしも明確ではありません。一般的に、レポートには現在の進捗状況が表示され、分析には傾向が表示されます。レポートはレコードの管理に適しており、分析はプロセスの管理に重点を置いています。どちらも必要です。

レポート

レポートでは、データが個別のファクトとして表示されます。レポートは通常、これまでの出来事を示す一連のレコードに焦点を当てます。レポートは将来の結果を予測するものではなく、主観的なものでもありません。たとえば、レポートでは次のような質問に答えることができます。

  • 3 月に発生した地震の数は?
  • 昨年の地震の負傷者は何人ですか?
  • 直近の地震はいつでしたか?

分析

分析では、データ、プロセス、または目的に関する質問に回答するために、データセット間の関連性を調査して明らかにします。分析は、未来の結果を予測したり、プロセスを改善したりするためによく使用されます。分析は主観的なものでもかまいません。たとえば、分析では次のような質問に答えることができます。

  • 木造住宅に住むことが危険になるのはどのくらいのレベルの地震ですか?
  • フラッキングは地震の頻度に影響しますか?
  • 地震はランダムに発生する可能性が高いですか、それとも特定の月、日、または時間帯に発生する可能性が高いですか?

記事 (7/57)

Performance Analytics - プレミアム版プラグイン

すべての ServiceNow インスタンスには、構成上の制限がある Performance Analytics のライセンスなしバージョンがプロビジョニングされています。Performance Analytics の機能一式をすべて有効にするには、ライセンスが必要です。カスタムアプリケーションでは、Performance Analytics - プレミアム版 (com.snc.pa.premium) プラグインを有効化する必要があります。

Performance Analytics - プレミアム版プラグインは、[システム定義] > [プラグイン] にあります

Performance Analytics - プレミアム版プラグインの機能には、次のようなものがあります。

  • インジケーターやブレークダウン、ウィジェット、その他のレコードを作成する
  • インタラクティブフィルターを作成してインタラクティブ分析を使用する
  • テキスト分析ウィジェットを作成する
  • 外部データで Performance Analytics を使用する
  • 180 日以上のスコアを保有する
  • フォーム内分析を作成する
  • レポートデザイナーのレポート作成ワークフローの一部として、Microsoft Excel データソースを使用する
  • スコアカード の PDF へのエクスポートをスケジュールする

重要:Performance Analytics ライセンスは、本番のインスタンスでライセンスされた Performance Analytics プラグインを有効にするために必要です。開発またはテスト用インスタンスで Performance Analytics プラグインを有効にするためには、ライセンスは必要ありません。

演習 (8/57)

演習:Performance Analytics - プレミアム版プラグインを有効化する

この演習では、Performance Analytics - プレミアム版プラグインを有効化します。

Performance Analytics - プレミアム版プラグインを有効化

  1. ServiceNow ブラウザーのメインウィンドウ (Studio ではない) で、Application Navigator を使用して [システム定義] > [プラグイン] を開きます。

  2. [検索] フィールドを使用して、[Performance Analytics - プレミアム版] プラグインを検索します。

    検索フィールドでプラグインリストがフィルタリングされます。

  3. Performance Analytics - プレミアム版プラグインの [インストール] ボタンをクリックします。

    [インストール] ボタンをクリックしてアクティベーションを開始します。

  4. [プラグインを有効にする] ダイアログで、[有効化] ボタンをクリックします。

  5. プラグインのアクティベーションが完了したら、[プラグインアクティベーション] ダイアログで [フォームを閉じて再ロード] ボタンをクリックします。

    [フォームを閉じて再ロード] ボタンは、プラグインのアクティベーションが完了した後に使用できます。

記事 (9/57)

Performance Analytics のデータアーキテクチャ

Performance Analytics のデータレイヤーでは、データの収集と重要業績評価指標 (KPI) への絞り込みを行います。KPI はインジケーターや測定基準とも呼ばれます。データレイヤーは次のもので構成されます。

  • データコレクター:インジケーターソースからデータを収集します
  • インジケーターソース:ServiceNow テーブルからフィルタリングされたデータを収集します
  • インジケーター:データをパフォーマンス測定値に絞り込みます
  • ブレークダウンソース:フィルタリングされた一連のレコードから一意の値を収集します
  • ブレークダウン:詳細な分析のためにインジケータースコアをフィルタリングまたはグループ化します

可視化レイヤーでは、ダッシュボードで Performance Analytics ウィジェットを論理的なグループに整理し、アプリケーションデータとパフォーマンスに関するリアルタイムのインサイトを提供します。

ServiceNow テーブルからデータが収集され、フィルタリング、絞り込み、および可視化されます。

Performance Analytics を実装する際に、インジケーター (測定対象) とブレークダウン (より詳細な分析) を定義し、スコアを収集して、スコアと傾向を可視化します。

記事 (10/57)

分析に役立つデータフィールドタイプ

Performance Analytics は、データモデル設計の段階からアプリケーションに組み込む必要があります。すべてのデータタイプが分析で有効に機能するわけではありません。たとえば、文字列は、ユーザーが文字列フィールドに任意の値を入力できるため、分析には適していません。分析で一般的に使用されるデータタイプには次のようなものがあります。

  • 日付/時刻:ほとんどの分析は時間ベースで行われるため、[日付] フィールドと [日付/時刻] フィールドが適しています。アプリケーションデータモデルに少なくとも 1 つの [日付/時刻] フィールドを含めます。
  • 選択肢参照:解決される値のセットが sys_ids に限られているフィールドタイプは、値を使用してデータをグループ化できるため、分析に適しています。
  • 整数10 進数: 数値によるチャート化によって値が伝達され、傾向が識別されるため、数値は分析に適しています。
  • ブール:ブールのフィールドに設定可能な値は 2 つしかありません。値のセットが限られているフィールドタイプは、値を使用してデータをグループ化できるため、分析に適しています。

参照、選択肢、ブール、整数は分析に適したデータタイプです

データモデルを設計するときは、次の点を確認してください。

  • 分析に必要なすべてのデータが収集される
  • データタイプが慎重に選択される
  • 分析に必要なフィールドが必須である

記事 (11/57)

インジケーターソース

インジケーターソースは、ServiceNow テーブルのレコードのうち、優先度が重要であるなどの共通の特性を持つレコードのセットを定義するものです。インジケーターソースは、インジケーターがスコアを計算するために使用されます。インジケーターのスコアは KPI 値です。インジケーターソースは、データを収集するためのテーブルと周期を指定します。

インジケータソースには、レコードのセットを制限するフィルター条件が含まれます。通常、インジケーターは特定の日付のデータを追跡します。インジケーターソースの条件には、[オープン] [次の値に等しい (=)] [今日] のような日付関連のフィルターが含まれます。収集頻度の低いインジケーターでは、[クローズ済み] [次の値に等しい (=)] [今月] のような大きい日付範囲を指定できます。

注意深くインジケーターソースを作成します。インジケーターソースは複数のインジケーターで使用される可能性があるため、インジケーターソースを簡単に変更することはできません。

インジケーターソースがデータコレクターである

記事 (12/57)

インジケーターソースの作成

インジケーターソースを作成できるのは、admin、pa_admin、または pa_data_collector ロールを持つユーザーです。

インジケーターソースを作成するには、Application Navigator を使用して [Performance Analytics] > [ソース] > [インジケーターソース] を開きます。[新規] ボタンをクリックします。

[Earthquakes.NewMonthly] インジケーターソースは、その月に発生した地震の数に関する情報を毎月収集します。

インジケーターソースを構成します。

  • 名前:インジケーターソースのわかりやすい名前。必須ではありませんが、慣例として名前の構文は TableName.DataDescriptionになります。
  • 説明:頻度、使用場所、インジケーターソースの目的など、インジケーターソースに関する詳細情報。

インジケーターの周期の有効性を設定します。

  • カレンダー標準カレンダー、またはカスタムのビジネスカレンダーや会計カレンダーを選択します。
  • 有効な周期:インジケーターソースがデータを収集する頻度を選択します。この設定は、日付の条件によって決定されます。

レコードデータのソースを構成します。

  • レポートソース:データ収集に使用する既存のデータソースを指定します。データソースでファクトテーブルとフィルター条件を指定します。
  • ファクトテーブル:テーブルまたはデータベースビュー、および収集対象のレコードをフィルタリングするための条件を指定します。
  • 条件[ ファクトテーブル] フィールドからレコードをフィルタリングするための条件。[条件] フィールドはレポートソースでは使用されません。

レコードビューを構成します。

  • リストビュー:分析ハブでレコードを表示するときに使用するビューを選択します。

演習 (13/57)

演習:インジケーターソース

この演習では、NeedIt アプリケーション用のインジケーターソースを 2 つ作成します。一方のインジケーターソースではファクトテーブル、もう一方ではレポートソースを使用します。

インジケーターソースを作成 - ファクトテーブル

  1. ServiceNow ブラウザーのメインウィンドウ (Studio ではない) で、Application Navigator を使用して [Performance Analytics] > [ソース] > [インジケーターソース] を開きます。

  2. [新規] ボタンをクリックします。

  3. インジケーターソースを設定します。

      名前 NeedIt.ThisMonth
      説明 今月が期限の NeedIt 要求 (NeedIt requests due this month)
      有効な周期 月次
      ファクトテーブル NeedIt [x_58872_needit_needit]
      条件 [必要な場合] [次の値に等しい (=)] [今月]

    カレンダーウィジェットで、[月] カテゴリを展開して [今月] を選択します。

  4. [送信] ボタンをクリックします。

アクティブな NeedIt 要求のレポートソースを確認

レポートソースは、フィルタリングされたテーブルデータセットです。データセットが変更された場合に、開発者は、レポートソースを変更するだけでよく、レポートソースを使用するすべてのインジケーターソースを変更する必要はありません。演習のこのパートでは、NeedIt アプリケーションに既に含まれている [アクティブな NeedIt 要求 (Active NeedIt Requests)] レポートソースについて説明します。

  1. ServiceNow ブラウザーのメインウィンドウ (Studio ではない) で、Application Navigator を使用して [レポート] > [管理] > [レポートソース] を開きます。
  2. 表示対象の [アクティブな NeedIt 要求 (Active NeedIt Requests)] レコードを開きます。
  3. アクティブな NeedIt 要求 (Active NeedIt Requests) レポートソースの設定を確認します。

質問アクティブな NeedIt 要求 (Active NeedIt Requests) レポートソースには、NeedIt テーブルのすべてのレコード、または NeedIt テーブルのレコードのサブセットが含まれていますか。
回答アクティブな NeedIt 要求 (Active NeedIt Requests) レポートソースは、 NeedIt テーブルのレコードのサブセットです。アクティブな NeedIt 要求レコードのみがレポートソースに含まれます。

インジケーターソースを作成 - レポートソース

  1. ServiceNow ブラウザーのメインウィンドウ (Studio ではない) で、Application Navigator を使用して [Performance Analytics] > [ソース] > [インジケーターソース] を開きます。

  2. [新規] ボタンをクリックします。

  3. インジケーターソースを設定します。

      名前 NeedIt.ActiveWeekly
      説明 今週のアクティブな NeedIt 要求 (Active NeedIt requests this week)
      有効な周期 週次
      データソース アクティブな NeedIt 要求 (Needit) (Active NeedIt Requests (NeedIt))
      ファクトテーブル この値は自動的に入力されます。デフォルト値を使用します。
      条件 この値は、自動的に入力されます。デフォルト値を使用します。
  4. [送信] ボタンをクリックします。

記事 (14/57)

インジケーター

インジケーターは、重要業績評価指標 (KPI)、測定値、測定基準とも呼ばれ、定期的に取得されるパフォーマンス測定基準を定義するものです。インジケーターには次の 3 つのタイプがあります。

  • 自動:スケジュールされたデータコレクションジョブを使用してスコアが自動的に収集される
  • 手動:スコアを手動で入力するか、第三者のソースからインポートする
  • 計算式:スコアは他のインジケーターのスコアを使用して計算される

ダッシュボードウィジェットまたは分析ハブでインジケーターを表示します。

ウィジェット、ダッシュボード、またはスコアカードでインジケーターを表示します

記事 (15/57)

自動インジケーター

自動インジケーターは、インジケーターソースからのスコアを、日次、週次、月次などの定期的な頻度で保存します。

自動インジケーターの作成

インジケーターを作成できるのは、pa_adminpa_power_userpa_data_collector、または admin ロールを持つユーザーです。

自動インジケーターを作成するには、Application Navigator を使用して、[Performance Analytics] > [インジケーター] > [自動インジケーター] を開きます。[新規] ボタンをクリックします。

自動インジケーターを構成します。

すべてのフィールドが常に表示されるわけではありません。一部のフィールドは、他のフィールドの値に基づいて表示または非表示になります。一般的に構成されるフィールドには、次のようなものがあります。

  • 名前:インジケーターにわかりやすい名前を付けます。
  • 説明:インジケーターの目的を説明します。

インジケータープロパティ

  • カレンダー標準カレンダー、またはカスタムのビジネスカレンダーや会計カレンダーを選択します。このフィールドは [インジケーターソース] を選択すると非表示になります。
  • 頻度:インジケーターソースの選択リストをフィルタリングする頻度を選択します。頻度が一致するインジケーターソースのみが、[インジケーターソース] 選択リストに追加されます。このフィールドは [インジケーターソース] を選択すると非表示になります。
  • 方向:経時的なインジケーターソースのスコアの優先的な動作を、[最大化] (増加)、[最小化] (減少)、または [なし] (関係なし) のうちから設定します。
  • 単位:測定単位を選択します。
  • キー:インジケーターリストをフィルタリングするときに使用するキーインジケーターとしてインジケーターを設定します。
  • 精度:インジケータースコアの小数点以下の桁数を設定します。

開発者向けのヒント:インジケーターは、[精度] フィールドの値に応じて、銀行家の丸めまたは数学的な丸めを使用して結果の値を丸めます。

ソース

  • インジケーターソース:インジケーターソースを選択します。
  • レコードの収集:インジケーターが収集されたときに個々のレコードの sys_id を保存する場合に選択します。このチェックボックスを選択すると、レコードを表示したときに属性をクエリすることによって、分析ハブとウィジェットの詳細にドリルダウンすることができます。利用可能な場合、収集されたレコードが [記録] タブに表示されます。
  • 集計:インジケーターを計算するときに、カウント合計平均最小最大個別のカウントの関数を適用します。
  • 値がない時の挿入値:値が収集されない場合にスコアとして使用する値を設定します。

[集計] フィールドの値が [カウント] に設定されていない場合は、追加の [ソース] フィールドを使用できます。

  • スクリプト化:集計を実行するサーバー側スクリプトを記述する場合に選択します。
  • フィールド:スクリプトを使用しない場合の集計用のフィールドを選択します。
  • スクリプト:集計を実行するスクリプトを選択します。スクリプトは [Performance Analytics] > [自動化] > [スクリプト] で定義します。

[追加条件]、[アクセス制御]、[その他]、[ブレークダウンマトリクスを収集]、[収集期間]、および [予測] セクションの構成については、ServiceNow ドキュメントサイトを参照してください。

演習 (16/57)

演習:自動インジケーターを作成する

この演習では、前の演習で作成したインジケーターソースを使用する自動インジケーターを作成します。

  • NeedIt :毎月期限 (NeedIt: Due Monthly):毎月集計された [必要な場合] フィールドの値を含む NeedIt 要求の数
  • NeedIt:毎週アクティブ (NeedIt: Active Weekly):週ごとのアクティブな NeedIt 要求の数

「NeedIt:今月が期限」の自動インジケーターを作成

  1. ServiceNow ブラウザーのメインウィンドウ (Studio ではない) で、Application Navigator を使用して [Performance Analytics] > [インジケーター] > [自動インジケーター] を開きます。
  2. [新規] ボタンをクリックします。
  3. 新しいインジケーターソースを設定します。
      名前 NeedIt:毎月期限 (NeedIt: Due Monthly)
      説明 NeedIt:毎月の期日が必要な NeedIt 要求は、カウント (#) として測定されます。(NeedIt: NeedIt requests due monthly measured as a count (#).) これはインジケーターソースの合計です:NeedIt.ThisMonth。(It is the sum of the indicator source: NeedIt.ThisMonth.)
      周期 月次
      方向 なし
      単位 #
      精度0
  4. [ソース] セクション (タブ) を構成します。
      インジケーターソース NeedIt.ThisMonth
      集計 カウント
      値がない時の挿入値 0
  5. [送信] ボタンをクリックします。

[NeedIt:毎月期限 (NeedIt: Due Monthly)] インジケーターソースの測定基準は、毎月期限切れになる NeedIt 要求の合計です

課題:[NeedIt:毎週アクティブ (NeedIt: Active Weekly)] 自動インジケーターを作成する

アクティブな NeedIt 要求を週ごとにカウントする自動インジケーターを作成します。自動インジケーターの要件は次のとおりです。

  • 名前は「NeedIt:毎週アクティブ (NeedIt: Active Weekly)」である必要があります。
  • [説明] フィールドには、自動インジケーターのわかりやすい説明が記載されている必要があります。
  • 自動インジケーターは、適切なインジケーターソースを使用して、毎週のアクティブな NeedIt 要求の数をカウントする必要があります (ヒント:インジケーターソースを作成する必要はありません)。
  • カウントは整数、すなわち 1.0 ではなく 1 でなくてはなりません。
  • 1 週間アクティブな NeedIt 要求がない場合、カウントは 0 になります。

課題ソリューション

構成されたチャレンジソリューションは、GitHub リポジトリの [Solution_CreateAutomatedIndicators] タグからロードできます。

記事 (17/57)

ブレークダウン

ブレークダウンは、より詳細な分析のためにインジケータースコアをフィルタリングまたはグループ化し、ブレークダウン要素別にスコアをグループ化します。たとえば、国別のブレークダウンでは、インジケーターソースを個々のレコード (ブレークダウ'ン要素) に分類します。ブレークダウンソースは、ブレークダウン要素のリストを定義します。

ブレークダウンは、さまざまなファクトテーブルに基づく複数のインジケーターに使用できます。たとえば、国別のブレークダウンを、事件、変化、地震のファクトテーブルのインジケーターに使用することができます。

ブレークダウンは、分析ハブとダッシュボードの形で表示されます。

ブレークダウンのタイプは次の 3 つです。

  • 自動:選択可能な要素を決定するブレークダウン
  • 手動:ブレークダウンソースのレコードを使用する代わりに、ブレークダウン要素と各要素のインジケータースコアを開発者が手動で定義する
  • 外部:JDBC データソースおよび SQL ステートメントでブレークダウン要素を取得する

この例は、国別の月あたりの地震の数を示すグラフです。列には、2019 年後半の 6 か月間の地震の数が表示されます。行には、月ごとの地震の数が国別に表示されます。

記事 (18/57)

ブレークダウンの作成

ブレークダウンを作成できるのは、adminpa_data_collector または pa_power ロールを持つユーザーです。

ブレークダウンを作成するには、Application Navigator を使用して [Performance Analytics] > [ブレークダウン] > [新規作成] を開きます。

[新しいブレークダウンを作成] ウィザードを使用して、ブレークダウンを設定します。

[ブレークダウンの作成] ウィザードには、ソースの選択、ブレークダウンの定義、インジケーターへのリンク、データ収集、サマリーの 5 つのセクションがあります

  • [ブレークダウンソースを選択] パネル:ブレークダウンのインジケーターとフィールドを選択します。
  • [ブレークダウンを定義] パネル:既存のブレークダウンを選択するか、新しいブレークダウンを作成します。
  • [インジケーターへのリンク] パネル:同じテーブルから選択した 1 つ以上のインジケーターでブレークダウンを利用できるようにします。
  • [データコレクション] パネル:新しいブレークダウンに基づいて、リンクされたすべてのインジケーターについてブレークダウンされたスコアとスナップショットを収集します。
  • [サマリー] パネル:ブレークダウンを確認します。

構成が完了したら、[サマリー] ウィザードパネルの [適用] ボタンをクリックして、ブレークダウンレコードを作成します。

記事 (19/57)

ブレークダウンソース

ブレークダウンソースでは、ブレークダウンに含まれる一意の要素を指定します。ブレークダウンソースは、テーブルやデータベースビューから取得されるレコードのセットです。複数のブレイクダウンで同じブレイクダウンソースを使用できます。例えば、[未解決の変更の数] のすべてのアサイン先グループを確認する代わりに、ブレークダウンソースによって変更プロセスの一部である対象のグループのみに要素リストを制限できます。

この例では、[地震:毎月の新規発生数 (Earthquakes: Monthly New)] インジケーターの [国] フィールドを使用してブレークダウンを作成する方法を示しています。

インジケーターは [地震:毎月の新規発生数 (Earthquakes: Monthly New)] で、[フィールド] の値は [国] です。

[ブレークダウンを定義] ウィザードパネルは、選択したインジケーターとフィールドにブレークダウンソースが既に定義されていることを示しています。これは、ソーステーブルが別のソーステーブルを拡張する場合、または同じテーブルを指す参照フィールドにブレークダウンソースが定義されている場合に発生します。ブレークダウンソースとファクトテーブルとの間に結合が作成されます。このファクトテーブルには、インジケータースコアをブレークダウン要素にグループ化するためのインジケータが定義されています。

インジケーターは [地震:毎月の新規発生数 (Earthquakes: Monthly New)] で、[フィールド] の値は [国] です。

複数のブレークダウンで同じブレークダウンソースを使用できることに注意してください。新しいブレークダウンが使用するレコードの同じセットに対してブレークダウンソースが既に定義されている場合、重複していることが [ブレークダウン] ウィザードに示されます。

「Users.Analytics Owners」というブレークダウンソースを「NeedIt Assigned to」というブレークダウンに使用できます。

  • 既存を使用:選択したブレークダウンソースを持つブレークダウンとインジケーターテーブルの親のフィールドとの間にマッピングが存在する場合に、既存のブレークダウンにマッピングを追加します。
  • 新規作成:親テーブルのマッピングが存在しない場合は、既存のブレークダウンを選択するか、新しいブレークダウンを作成します。

演習 (20/57)

演習:ブレークダウン

この演習では、前の演習で作成した自動インジケーター用のブレークダウンを作成します。

  • 要求タイプ
  • 要求先
  • 優先度

要求タイプ別にブレークダウンを作成

  1. ServiceNow ブラウザーのメインウィンドウ (Studio ではない) で、Application Navigator を使用して [Performance Analytics] > [ブレークダウン] > [新規作成] を開きます。
  2. 新しいインジケーターソースを設定します。
    1. データを [要求タイプ] で分類するように [ブレークダウンソースを選択] パネルを設定します。
        名前 NeedIt:期限月次 (NeedIt: Due Monthly)
        フィールド 要求タイプ
    2. [次へ] ボタンをクリックします。
    3. [ブレークダウンを定義] パネルを設定して、ブレークダウンに名前を付けます。
        ブレークダウン NeedIt 要求タイプ
    4. [次へ] ボタンをクリックします。
    5. [インジケーターへのリンク] パネルを設定して、ブレークダウンを両方の NeedIt テーブルインジケーターにリンクします。
        NeedIt:月次期限選択済み (オン)
        NeedIt:アクティブ週次選択済み (オン)
    6. [次へ] ボタンをクリックします。
    7. 過去 90 日間のデータを収集するように [データ収集] パネルを設定します。
        過去のデータを収集 選択済み (オン)
        期間 90 日前
    8. [次へ] ボタンをクリックします。
    9. ブレークダウン構成を含む [サマリー] パネルを確認します。
  3. [適用] ボタンをクリックします。

サマリーページには、構成が完了したことを示す緑色のチェックマークが付いています。

要求先別にブレークダウンを作成

  1. [新規ブレークダウン を作成] ウィザードで、[別のブレークダウンを作成] ボタンをクリックします。
  2. 新しいインジケーターソースを設定します。
    1. データを [要求先] で分類するように [ブレークダウンソースを選択] パネルを設定します。

        名前 NeedIt:期限月次 (NeedIt: Due Monthly)
        フィールド 要求先
    2. [次へ] ボタンをクリックします。

    3. [ブレークダウンを定義] パネルを設定して、ブレークダウンに名前を付けます。

      1. [新規作成] ボタンをクリックします。
      2. ブレークダウンに「NeedIt 要求先 (NeedIt Requested for)」という名前を付けます。
      3. [ ブレークダウンソース] フィールドの値をメモします。

      新しいブレークダウンは users.Analytics Owners というブレークダウンソースを使用します

    4. [次へ] ボタンをクリックします。

    5. [インジケーターへのリンク] パネルを設定して、ブレークダウンを両方の NeedIt テーブルインジケーターにリンクします。

        NeedIt:月次期限選択済み (オン)
        NeedIt:アクティブ週次選択済み (オン)
    6. [次へ] ボタンをクリックします。

    7. 過去 90 日間のデータを収集するように [データ収集] パネルを設定します。

        過去のデータを収集 選択済み (オン)
        期間 90 日前
    8. [次へ] ボタンをクリックします。

    9. ブレークダウン構成を含む [サマリー] パネルを確認します。

  3. [適用] ボタンをクリックします。

課題:優先度別にブレークダウンを作成する

NeedIt 要求の優先度別にブレークダウンを作成します。ブレークダウンの要件は次のとおりです。

  • 毎週アクティブ (NeedIt: Active Weekly) インジケーターでのみ機能する。
  • NeedIt テーブルの [優先度] フィールドを使用する。
  • 過去 90 日間のデータを収集する。

質問[ブレークダウンの定義] ウィザードパネルで、[新規作成] ボタンがないのはなぜですか?
回答[NeedIt] テーブルで [タスク] テーブルが展開されます。[NeedIt] テーブルの [優先度] フィールドは、[タスク] テーブルから継承されます。同じく [タスク] を拡張して [優先度] フィールドを継承する [インシデント] という別のテーブルの [優先度] フィールドに、ブレークダウンソースが既にあります。[優先度] ブレークダウンに別のブレークダウンソースを作成する必要はありません。

課題ソリューション

優先度ブレークダウンは、[Incident.Priority] ブレークダウンソースを使用します

記事 (21/57)

データコレクター

データコレクターは、インジケーターソースからデータを収集するスケジュール設定済みジョブです。データコレクターを作成するのは、インジケーターソース、ブレークダウンソースおよびインジケーターを定義してからにします。そうしないと、データコレクターが何も結果を返しません。

データコレクターの作成

データコレクターを作成できるのは、pa_adminpa_data_collector、または admin ロールを持つユーザーです。

データコレクターを作成するには、Application Navigator を使用して [Performance Analytics] > [データコレクター] > [ジョブ] を開きます。[新規] ボタンをクリックします。

自動インジケーターを構成します。

コレクションパラメーター

  • 名前:データコレクターにわかりやすい名前を付けます。
  • 説明:データコレクターの目的を説明します。
  • 演算子:絶対期間のデータを収集するには、[開始日 (固定)] を選択します。データの動的な範囲を収集するには、[相対指定] を選択します。
  • 開始日 (固定):データの収集を開始する日付を入力します。[演算子] フィールドの値が [期間固定] の場合のみ使用できます。
  • 終了日 (固定):データの収集を停止する日付を入力します。[演算子] フィールドの値が [期間固定] の場合のみ使用できます。
  • 開始日 (相対):相対開始の日数、週数、または月数 ([開始日指定 (相対)] で設定) を入力します。これにより、過去のスコアをどこまで取得するかが決まります。[演算子] フィールドの値が [相対指定] の場合のみ使用できます。
  • 開始日指定 (相対):過去の日数、週数または月数を選択して、間隔の頻度を設定します。[演算子] フィールドの値が [相対指定] の場合のみ使用できます。
  • 終了日 (相対):相対終了の日数、週数、または月数 ([開始日指定 (相対)] で設定) を入力します。これにより、スコアの収集をいつ停止するかが決まります。[演算子] フィールドの値が [相対指定] の場合のみ使用できます。
  • 終了日指定 (相対):過去の日数、週数または月数を選択して、間隔の頻度を設定します。[演算子] フィールドの値が [相対指定] の場合のみ使用できます。

ジョブパラメーター

  • 実行方法:スケジュール設定済みジョブを実行するユーザーを選択します。スクリプト化されたインジケーターまたはスクリプト化されたブレークダウンがない場合、データコレクションジョブではユーザーのアクセス制御をチェックしません。
  • 実行時のタイムゾーン:クエリがジョブから実行されるときに使用するタイムゾーンを選択します。デフォルトでは、システムのタイムゾーンが使用されます。
  • アクティブ:オンの場合、スケジュール設定済みの日時にデータ収集が行われます。
  • 実行:データコレクターを実行する頻度を選択します。
  • 時間/日/繰り返し間隔/開始:これらのフィールドは、[実行] フィールドの値によって異なります。すべての時間フィールドは、24 時間制 (HH:mm:ss) を使用します。すなわち、23:00:00 = 11:00:00 PM です。
  • 収集[スコアのみ][テキスト分析のみ]、または [スコアとテキスト分析の両方] を選択します。データコレクションジョブには、スコア収集とテキスト分析の収集のために個別のステップがあります。
  • 条件節:選択した場合は、データコレクターを実行するための条件を指定するサーバー側スクリプトを記述します。

開発者向けのヒント:データコレクターを月の最終日に実行するには、月次のデータコレクターを 31 日に実行するように設定します。31 日未満の月でも、データコレクターはその月の最終日に実行されます。


開発者向けのヒント[Web サービスへのアクセスのみ] 設定が選択されているデータコレクターを実行する管理者ユーザーを作成します。[Web サービスへのアクセスのみ] が設定されていると、ユーザーが ServiceNow ユーザーインターフェイスにログインできなくなります。

データコレクターへのインジケーターの追加

データコレクターが保存されると、関連リストがフォームに追加されます。データコレクターレコードで、[インジケーター] 関連リスト (タブ) までスクロールします。[編集...] ボタンをクリックします。[コレクション] スラッシュバケット内のインジケーターを選択し、[インジケーターリスト] スラッシュバケットに追加します。

[コレクション] スラッシュバケット内のインジケーターを [インジケーターリスト] スラッシュバケットに移動します

[保存] ボタンをクリックします。

[インジケーター] 関連リスト内のインジケーター

インジケーターはいつでもデータコレクターに追加できます。データコレクターは次の収集期間以降の新しいインジケーターを収集します。履歴データコレクターの場合は、データコレクターを実行して新しいインジケーターのデータを収集します。

記事 (22/57)

履歴データコレクター

Performance Analytics は、インジケーターソースから継続的にスコアを収集します。Performance Analytics の設定前から存在していたデータを分析するには、履歴データコレクターを使用して既存のレコードのスコアとスナップショットを収集します。履歴データコレクターは、特別な構成のデータコレクターです。次の場合に履歴データ収集を実行します。

  • あるアプリケーションに対して Performance Analytics が初めて設定される
  • インジケーターソースが作成される
  • インジケーターが作成される

履歴データコレクターの構成

履歴データコレクターでは、[実行] フィールドに特定の値が必要です。この例は、履歴データコレクターの必須フィールドを示しています。

自動インジケーターを構成します。

コレクションパラメーター

  • 演算子[相対指定] または [固定]
  • 開始日 (相対):相対開始の日数、週数、または月数 ([開始日指定 (相対)] で設定) を入力します。これにより、過去のスコアをどこまで取得するかが決まります。
  • 開始日指定 (相対):過去の日数、週数または月数を選択して、間隔の頻度を設定します。
  • 終了日 (相対):相対終了の日数、週数、または月数 ([開始日指定 (相対)] で設定) を入力します。これにより、スコアの収集をいつ停止するかが決まります。
  • 終了日指定 (相対):過去の日数、週数または月数を選択して、間隔の頻度を設定します。

ジョブパラメーター

  • 実行オンデマンド

[実行方法][実行時のタイムゾーン][収集]、および [条件付き] フィールドは、履歴データコレクター用に構成することもできます。

データコレクターは、日次以外の [有効な周期] の値 (月次や週次など) が設定されたインジケーターソースに基づくインジケーターがジョブにある場合でも、毎日データを収集します。

注意:履歴データコレクターに対して [アクティブ] フィールドを選択する必要はありません。オンデマンドのスケジュール設定済みジョブの [今すぐ実行] ボタンをクリックすると、[アクティブ] フィールドが選択されていなくても、スケジュール設定済みジョブが実行されます。

履歴データコレクターの実行

履歴データを収集するには、[データコレクター] レコードの [今すぐ実行] ボタンをクリックします。[今すぐ実行] ボタンは、レコードが保存された後にのみ使用できます。データコレクターが、レコードを取得してスコアを計算するスケジュール設定済みジョブを実行します。

[今すぐ実行] ボタンは、新しいデータコレクターが保存された後にのみ使用できます。このボタンはフォームヘッダーにあります。

演習 (23/57)

演習:NeedIt レコードの作成

Performance Analytics には、スコアを計算してデータを可視化するためのデータが必要です。この演習では、スクリプトを使用して、[NeedIt] テーブル用のランダムレコードを作成します。

[NeedIt の [必要な場合] フィールドの日付 (NeedIt When needed field date)] ビジネスルールを非アクティブにします。

[NeedIt の [必要な場合] フィールドの日付 (NeedIt When needed field date)] ビジネスルールがあると、過去の [必要な場合] フィールド値で [NeedIt] レコードが作成できません。演習のこのパートでは、[NeedIt の [必要な場合] フィールドの日付 (NeedIt When needed field date)] ビジネスルールを非アクティブにするため、過去の [必要な場合] フィールド値で [NeedIt] レコードを作成できます。

  1. 前の演習で NeedIt アプリケーションを Studio にまだ開いていない場合は、 ここで開きます。
    1. ServiceNow ブラウザーのメインウィンドウで、Application Navigator を使用して [システムアプリケーション] > [Studio] を開きます。
    2. [アプリケーションを選択] ダイアログで、[NeedIt] リンクをクリックして、編集対象の NeedIt アプリケーションを開きます。
  2. [NeedIt の [必要な場合] フィールドの日付 (NeedIt When needed field date)] ビジネスルールを非アクティブにします。
    1. Studio で、アプリケーションエクスプローラーを使用して、[サーバー開発 (Server Development)] > [ビジネスルール] > [NeedIt の [必要な場合] フィールドの日付 (NeedIt When needed field date)] を開きます。

    2. [アクティブ] 設定フィールドの選択を解除 (オフ) します。

      [アクティブ] 設定フィールドを選択解除すると、ビジネスルールがランタイム環境から削除されます。

    3. [更新] ボタンをクリックします。

予定スクリプトの実行を使用した NeedIt レコードの生成

  1. Studio で、アプリケーションエクスプローラーを使用して、[サーバー開発 (Server Development)] > [予定スクリプトの実行] > [NeedIt のランダムレコード生成 (Generate Random NeedIt Records)] を開きます。

  2. [実行] フィールドの値を調べて、[予定スクリプトの実行] がいつ実行されるかを確認します。

  3. スクリプトとスクリプトのコメントを読んで、スクリプトの機能を判断します。

    質問:スクリプトはいくつの [NeedIt] レコードを作成しますか?
    回答:スクリプトの 2 行目の [recordsToMake] 変数は、スクリプトの実行時に作成する [NeedIt] レコードの数を設定します。スクリプトが誤って実行された場合に備えて、サンプルスクリプトで生成するレコード数はデフォルトでゼロに設定されています。

    var recordsToMake = 0

  4. recordsToMake 変数の値を変更して、1,200 個の NeedIt レコードを生成します。

    var recordsToMake = 1200;
  5. [更新] ボタンをクリックします。

NeedIt レコードの作成

  1. ServiceNow ブラウザーのメインウィンドウ (Studio ではない) で、Application Navigator を使用して [NeedIt] > [すべて] を開きます。
  2. 既存の NeedIt レコードの数をメモします。インスタンスに NeedIt レコードがない可能性があります。
  3. NeedIt レコードを生成します。
    1. Studio に戻ります。
    2. [予定スクリプトの実行] タブで、[今すぐ実行] ボタンをクリックします。
  4. レコードが作成されたことを確認します。
    1. ServiceNow ブラウザーのメインウィンドウに戻り、NeedIt レコードのリストをリフレッシュします。すべての NeedIt レコードが作成されるまで数秒かかることがあります。
    2. 1,200 個の NeedIt レコードがすべて作成されたら、レコードを参照して、フィールド値がスクリプトによって想定どおりに設定されていることを確認します。

[NeedIt の [必要な場合] フィールドの日付 (NeedIt When needed field date)] ビジネスルールをアクティブ化

  1. Studio の [NeedIt の [必要な場合] フィールドの日付 (NeedIt When needed field date)] ビジネスルールタブに戻ります。
  2. [アクティブ] 設定フィールドを選択 (オン) します。
  3. [更新] ボタンをクリックします。

演習 (24/57)

演習:履歴データコレクター

この演習では、過去 6 か月と今月の NeedIt レコードに対して履歴データコレクターを作成して実行します。

NeedIt インジケーターの履歴データコレクターを作成および実行

  1. ServiceNow ブラウザーのメインウィンドウ (Studio ではない) で、Application Navigator を使用して [Performance Analytics] > [データコレクター] > [ジョブ] を開きます。

  2. [新規] ボタンをクリックします。

  3. 履歴データコレクターの構成:

      名前 NeedIt 履歴データ (NeedIt Historical Data)
      説明 NeedIt 履歴データ用のデータコレクター (Data Collector for NeedIt Historical data) 当月を含む 6 か月分のデータを収集します。
      演算子 相対指定
      開始日 (相対) 6
      開始日指定 (相対) 月前
      終了日 (相対) 1
      終了日指定 (相対) 日前
      実行 オンデマンド
      収集 スコアのみ
  4. [他のアクション] メニュー ([他のアクション] メニューは、フォームヘッダーの左側にあります。) をクリックして、[保存] メニューアイテムを選択します。

  5. 履歴データコレクターにインジケーターを追加します。

    1. [インジケーター] 関連リスト (タブ) までスクロールして、[編集...] ボタンをクリックします。
    2. [コレクション] スラッシュバケットで、[NeedIt:毎週アクティブ (NeedIt: Active Weekly)] および [NeedIt: 毎月期限 (NeedIt: Due Monthly)] を選択します。
    3. [追加] ボタン ([追加] ボタンは、2 つのスラッシュバケットの間にあります。) をクリックして、インジケーターを [インジケーターリスト] スラッシュバケットに移動します。
    4. [保存] ボタンをクリックします。
  6. [ 今すぐ実行] ボタンをクリックして、[NeedIt] インジケーターのデータを収集します。

ジョブのログを表示

  1. [NeedIt Historical Data (NeedIt 履歴データ)] データコレクターレコードで、[ジョブログ] 関連リスト (タブ) に切り替えます。
  2. リストを更新する必要がある場合があります。[ジョブログ] ヘッダーを右クリックし、[リストの更新] メニューアイテムを選択します。
  3. データ収集対象のレコードを調べます。ステータスは [収集済み] または [収集済み (警告あり)] である必要があります。警告は、データコレクターがインジケーター内のデータよりも過去のデータを収集しようとしたときに発生します。

ジョブログにはデータ収集のステータスが表示されます

演習 (25/57)

演習:日次データコレクター

この演習では、NeedIt レコードの日次データコレクターを作成します。

NeedIt インジケーターのデータコレクターを作成

  1. ServiceNow ブラウザーのメインウィンドウ (Studio ではない) で、Application Navigator を使用して [Performance Analytics] > [データコレクター] > [ジョブ] を開きます。

  2. [新規] ボタンをクリックします。

  3. データコレクターの構成:

      名前 NeedIt 日次 (NeedIt Daily)
      説明 NeedIt データ用の日次データコレクター (Daily data collector for NeedIt data)
      演算子 相対指定
      開始日 (相対) 1
      開始日指定 (相対) 月前
      終了日 (相対) 1
      終了日指定 (相対) 日前
      実行 日次
      収集 スコアのみ
      時間 01:00:00
  4. [他のアクション] メニュー ([他のアクション] メニューは、フォームヘッダーの左側にあります。) をクリックして、[保存] メニューアイテムを選択します。

  5. データコレクターにインジケーターを追加します。

    1. [インジケーター] 関連リスト (タブ) までスクロールして、[編集...] ボタンをクリックします。
    2. [コレクション] スラッシュバケットで、[NeedIt:毎週アクティブ (NeedIt: Active Weekly)] および [NeedIt: 毎月期限 (NeedIt: Due Monthly)] を選択します。
    3. [追加] ボタン ([追加] ボタンは、2 つのスラッシュバケットの間にあります。) をクリックして、インジケーターを [インジケーターリスト] スラッシュバケットに移動します。
    4. [保存] ボタンをクリックします。

記事 (26/57)

分析ハブ

分析ハブは、経時的なインジケーターのパフォーマンスを評価、比較、および予測するためのユーザーインターフェイスです。分析ハブで表示するのは、単一のインジケーターのデータです。

分析ハブでのデータの可視化

履歴データコレクターでデータを収集した後、分析ハブでインジケーターを表示して、収集したデータを可視化します。Application Navigator を使用して、[Performance Analytics] > [分析ハブ] を開きます。インジケーターを開きます。

分析ハブにチャート、ブレークダウン、レコード、スコア別のデータが表示されます

  • スコアの月合計などの集計データを表示するには、[週別合計] などの時系列を適用します。メニューには、インジケーターの頻度に意味のある期間だけが表示されます。
  • 特定の日付のスコアを表示するには、その日付をクリックします。日付を選択したら、その日のコメント、ターゲット、またはしきい値を追加します。
  • チャートが描かれる期間を変更するには、いずれかの固定期間を選択するか、開始日と終了日を選択するか、時系列内の日付セレクターをドラッグします。
  • チャートで使用されているレコードを表示するには、[レコードを表示] ボタンをクリックします。
  • チャートのタイプを変更したり、ターゲット、しきい値、またはコメントの非表示と表示を切り替えたりするには、チャートオプションツールを使用します。
  • チャートからデータを一時的に除外するには、ハンドルをドラッグして、除外するデータをハイライト表示します。この例では、2009 年から 2013 年前半までのハイライト表示されたデータがチャートから除外されています。

分析ハブでの公開

[Performance Analytics] > [分析ハブ] モジュールでインジケーターを表示するには、インジケーターを分析ハブで公開する必要があります。

Application Navigator を使用して、[Performance Analytics] > [インジケーター] > [自動インジケーター] を開きます。[分析ハブに表示] の値を trueに設定します。

[分析ハブに表示] はデフォルトでは false です。

[分析ハブに表示] の値が true のインジケーターは、分析ハブモジュールでアクセスできます。

[地震:毎月の新規発生数 (Earthquakes: Monthly New)] インジケーターは、分析ハブモジュールからアクセスできます

注意:インジケーターが分析ハブに公開されているのに、ユーザーが分析ハブモジュールでそのインジケーターを表示できない場合は、インジケーターに割り当てられているロールを確認してください。アクセス制御によってユーザーのアクセスが拒否されている可能性があります。

記事 (27/57)

分析ハブ - ブレークダウン

[ブレークダウン] メニュー ([ブレークダウン] メニューは、[検索ブレークダウンと要素] フィールドの左側にあります。) をクリックするか、[ブレークダウンと要素の検索]フィールドを使用して、インジケーターに表示するブレークダウンを選択します。インジケーターにインジケーターが構成されていない場合、使用可能なブレークダウンがないことが [ブレークダウン] タブに表示されます。

ブレークダウンを選択または検索します。

[ブレークダウン] ペインに、ブレークダウン要素とそのスコアが一覧表示されます。チャートには、ブレークダウン要素のデータが表示されます。

[ブレークダウン] タブには、一度に 1 つのブレークダウンのデータが表示されます。

記事 (28/57)

分析ハブ - 比較

[比較] タブを使用して、2 つの測定期間のインジケーターのスコアを比較します。

選択した期間の日付と比較対象の期間の日付をクリックして、期間を選択します。

[比較] タブに、2 つの期間のデータが表示されます。

スコアがカウントを参照している場合、比較に関する情報は、次のようなスコアとベン図として表示されます。

  • 選択した期間以降にインジケーターから出た、または離れたレコードの数。
  • 両方の期間のインジケーターで共有されているレコードの数。このレコードは選択した期間と比較対象の期間の両方のインジケーターにあります。
  • 比較対象の期間にインジケーターに入った、または追加されたレコードの数。
  • 比較対象の期間内のレコードの数。

記事 (29/57)

分析ハブ - コメント

コメントを使用して、チャートに注釈を追加します。コメントは、重要、重大、または異常なデータについて注意喚起する際に便利です。

チャートにコメントを追加するには、チャートをクリックして日付を選択します。

チャートのデータポイントをクリックして日付を選択します。

(チャートツールバーではなく) 分析ハブヘッダーの [コメント] アイコンをクリックし、[新しいコメント] リンクをクリックします。

分析ハブのヘッダーのコメントリンクをクリックします。

コメントを入力し、[保存] ボタンをクリックします。

コメントを入力します。必要に応じて日付を変更します。

チャートにコメントを表示するには、コメントインジケーターにカーソルを合わせます。

チャートのコメントインジケーターで日付とコメントが示されます。

チャートのツールバーの [コメント] アイコンをクリックすると、チャートのコメントの表示が切り替わります。

チャートのツールバーの [コメント] アイコンでコメントの表示が切り替わります。

演習 (30/57)

演習:分析ハブ

この演習では、NeedIt アプリケーションインジケーターを使用して、分析ハブについて説明します。

分析ハブで [NeedIt:毎月期限 (NeedIt: Due Monthly)] インジケーターを確認

  1. [NeedIt: 毎月期限 (NeedIt: Due Monthly)] インジケーターを開きます。

    1. ServiceNow ブラウザーのメインウィンドウ (Studio ではない) で、Application Navigator を使用して [Performance Analytics] > [インジケーター] > [自動インジケーター] を開きます。
    2. [NeedIt:毎月期限 (NeedIt: Due Monthly)] 自動インジケーターを開きます。
    3. [分析ハブを表示する] 関連リンクをクリックします。
  2. [チャート] セクションを確認します。

    1. 時系列セレクターを使用して、チャートに 6 か月分のデータを表示します。

      [3 か月]、[6 か月]、[年度累計]、または [すべて] を選択します

    2. [適用] ボタンをクリックします。

    3. チャートの線上にカーソルを合わせると、毎月期日が来る NeedIt レコードの正確な数を取得できます。

    4. チャートにコメントを追加します。

      1. チャートの線上の任意の場所をクリックして、データポイントを選択します。

      2. (チャートツールバーではなく) 分析ハブのヘッダーの [コメント] アイコンをクリックします。

        [コメント] アイコンは分析ハブの右上にあります

      3. [コメント] パネルで、[新規コメント] リンクをクリックします。

      4. 任意のコメントを入力し、[保存] ボタンをクリックします。

    5. チャートのコメントを確認します。

      1. チャートのコメントインジケーターにカーソルを合わせると、コメントが表示されます。

        コメントインジケーターは、チャート上の、コメント作成時に指定した日時に表示されます。

      2. [コメント] パネルを閉じます。

      3. チャートツールバーの [コメント] アイコンをクリックして、チャートのコメントインジケーターを無効にします。

        チャートのツールバーの [コメント] アイコンでコメントのオンとオフが切り替わります。

  3. インジケーターのブレークダウンを確認します。

    1. [ブレークダウン] メニュー ([ブレークダウン] メニューは、[検索ブレークダウンと要素] フィールドの左側にあります。) をクリックして、[ブレークダウン] パネルを開きます。

    2. [NeedIt 要求タイプ (NeedIt Request type)] ブレークダウンをクリックすると、ブレークダウンの要素とスコアが表示されます。

      前の演習で作成したブレークダウンを表示します。

    3. ブレークダウンの要素とスコアを確認します。

    4. チャートのブレークダウンデータを表示します。

    5. [NeedIt 要求先 (NeedIt Request for)] ブレークダウンに切り替えます。ブレークダウンの要素とスコアを確認します。

    6. [閉じる] ボタンをクリックして、[ブレークダウン] パネルを閉じます。

      [閉じる]ボタンで [ブレークダウン] パネルを閉じます。

  4. 選択した期間の [NeedIt] レコードを確認します。

    1. [レコードを表示] ボタンをクリックします。

    2. [レコード] リストの一番下までスクロールして、選択した期間内に期限が 切れる [NeedIt] レコードの数を確認します。

    3. 別の月を選択するには、[前の期間] または [次の期間] アイコンを使用します。

      セレクターを使用して別の期間を選択します

    4. [レコード] リストの一番下まで再度スクロールして、リスト内のレコード数が変化しているかどうかを確認します。

    5. スコアペインで現在選択されている月をクリックして、カレンダーピッカーを開きます。カレンダーピッカーを使用して、別の月を選択します。

      カレンダーピッカーを使用して選択した期間を変更します

    質問:カレンダーピッカーの一部の月が黒のテキストで、他の月が灰色のテキストで表示されるのはなぜですか。
    回答:過去 6 か月間と今月のデータを収集した履歴データコレクター。黒いテキストの月は Performance Analytics にデータが入っている月です。

    1. [レコードを非表示] ボタンをクリックして、レコードのリストを閉じます。
  5. 2 つの異なる月のデータを比較します。

    1. [比較] タブに切り替えます。

      タブには [概要] と [比較] の 2 つがあります。

    2. カレンダーピッカーまたは [期間のプレビュー][次の期間] ボタンを使用して、比較する 2 つの期間を選択します。

    3. 選択した期間と比較対象の期間のスコアを調べます。選択した期間よりも比較対象の期間内に期限が来ている NeedIt 要求の方が多いかどうかを確認します。

    4. ベン図を調べます。データの割に出入りするレコードの数が多いかどうかを確認します。

    5. ベン図の任意のセクションをクリックして、レコードリストを更新します。

  6. [概要] タブに切り替えます。

    1. チャートに 6 か月分のデータが表示されない場合は、時系列セレクターを使用して [6 か月] を選択します。

    2. チャートツールバーを使用して、[ラベル][前年比][スコア][変更][前回比]、および [ビジュアル化] を有効または無効にします。各設定について、チャートを調べてオプションの影響を確認します。

      チャートオプションを有効化/無効化します

    注意:画面解像度が低い場合、一部のチャートツールが折りたたまれて、[その他] アイコンになることがあります。その他 アイコン ([その他] アイコン) をクリックすると、ツール一式が表示されます。

    チャートオプションを有効化/無効化します

課題 - NeedIt:毎週アクティブ (NeedIt: Active Weekly) のスコア

分析ハブで、[NeedIt:毎週アクティブ (NeedIt: Active Weekly)] 自動インジケーターを表示します。1 週間のアクティブな NeedIt 要求の数を示す線がフラットになっていることに注意してください。

[NeedIt:毎週アクティブ (NeedIt: Active Weekly)] 自動インジケーターを次のように変更して、追加条件を追加します。

[必要な場合] [前] [今週]

[NeedIt 履歴データ (NeedIt Historical Data)] データコレクターを再度実行します。

更新された [NeedIt:毎週アクティブ (NeedIt: Active Weekly)] インジケーターが分析ハブに表示されます。すべてのセクションを確認します。

課題ソリューション

[追加条件] セクションに条件を追加します。

分析ハブでの公開

分析ハブでインジケーターを表示するには、インジケーターを分析ハブに公開する必要があります。

  1. Application Navigator を使用して、[Performance Analytics] > [インジケーター] > [自動インジケーター] を開きます。

  2. [検索] フィールドを使用して、2 つの NeedIt インジケーターを検索します。

    1. [検索] フィールドの選択リストを [名前] に設定します。
    2. [検索] フィールドに「*needit」と入力します。
    3. キーボードの <Return> または <Enter> キーを押します。
      NeedIt インジケーターのフィルター済みリストを作成します。
  3. 2 つの NeedIt インジケーターの [分析ハブに表示] の値が false の場合は、trueに変更します。

    1. [分析ハブに公開] フィールドをダブルクリックします。
    2. 選択リストを使用して、値を true に設定します。
    3. [保存] ボタン ([保存] ボタンをクリックして値を保存します。) をクリックします。
  4. 分析ハブで NeedIt インジケーターにアクセスできることを確認します。

    1. Application Navigator を使用して、[Performance Analytics] > [分析ハブ] を開きます。
    2. [検索] フィールドを使用して、2 つの NeedIt インジケーターを検索します。
    3. 分析ハブで、いずれかの NeedIt インジケーターを開きます。

記事 (31/57)

ターゲット

ターゲットは、アプリケーションを使用して組織が達成したい目標です。ターゲットを使用して、目標スコアとインジケータースコアの差を可視化します。

ターゲットは、個人としてもグローバルとしても使用できます。個人ターゲットは、作成したユーザーだけが見ることができ、チャート上では明るい線で表示されます。グローバルターゲットは、すべてのユーザーに表示され、チャートや時系列ウィジェットでは暗い線で表示されます。

チャートツールバーの [ターゲット] アイコンをクリックして、分析ハブのチャートのターゲットを有効にします。ターゲット値を表示するには、チャートのデータにカーソルを合わせます。

ユーザーは、個人またはグローバルのターゲットを設定できます。ユーザーは、チャート上でターゲットを表示するか非表示にするかを選択できます。ターゲットを有効にすると、個人のターゲットとグローバルターゲットの両方がチャートに表示されます。

記事 (32/57)

ターゲットの作成、編集、および削除

pa_viewer ロールを持つユーザーは、個人のターゲットを作成できます。グローバルターゲットを作成できるのは、pa_target_admin または admin ロールを持つユーザーだけです。

分析ハブでのターゲットの作成

ターゲットは、選択した測定期間から次のターゲットまで適用されます。カレンダーピッカーで測定期間を選択し、分析ハブのヘッダー (チャートツールバーではない) の [ターゲット] アイコンをクリックします。

ターゲットを追加/変更するアイコンは、チャート領域の左上にあります。

[ターゲット] ペインで [新しいターゲット] リンクをクリックします。[グローバル] または [パーソナル] を選択します。ターゲットを構成します。

ターゲットタイプを選択し、ターゲット値を入力します。

  • ベースラインの改善としてターゲットを設定:ベースライン値に相対的なターゲット値を構成する場合に選択します
    • ターゲット計算:ベースラインからターゲットの値を計算する方法を選択します
    • 方向:ターゲット値をベースライン値から増減するかどうかを選択します。
    • パーセンテージ (%)/KPI の単位:ベースラインから増減する値を選択します
    • ベースライン:ベースライン値のソースを選択します
  • ターゲット:到達値を設定します
  • 開始日:ターゲットの適用を開始する日付を設定します
  • レビュー日:調整用に適用したターゲットをレビューする日付を設定します

[保存] ボタンをクリックします。

ターゲットの編集および削除

ターゲットを編集または削除するには、分析ハブで [ターゲット] ペインを開きます。

[ターゲット] リストでターゲットをクリックして、ターゲットを編集します。ターゲットを削除するには [ターゲットを削除 (Delete target)] アイコンをクリックします。

[ターゲット] 関連リストを使用してターゲットを変更または削除します

記事 (33/57)

ターゲット通知

ターゲットに達すると、Performance Analytics によって通知が生成されます。個人のターゲットの場合、ターゲットの所有者は自動的に通知を受け取ります。開発者は、グローバルターゲットの受信者を設定する必要があります。

ターゲット通知の受信者の設定

グローバルターゲット通知を受信するユーザーを設定するには、[Performance Analytics] > [インジケーター] > [ターゲット] を開きます。ターゲットの [レコードのプレビュー] アイコン ([レコードのプレビュー] アイコンは、リストの最初の列にあります。) をクリックして、編集対象のターゲットを開き、[レコードを開く] ボタンをクリックします。

[ユーザー] 関連リストで、[編集...] ボタンをクリックします。

[ユーザー] 関連リストは、グローバルターゲットのレコードにのみ存在します。

注意:個人のターゲットのレコードには、[ユーザー] 関連リストはありません。

通知するユーザーを [コレクション] スラッシュバケットから [ユーザーリスト] スラッシュバケットに移動します。

ユーザーを [ユーザーリスト] のスラッシュバケットに追加する

[保存] ボタンをクリックします。

演習 (34/57)

演習:ターゲット

この演習では、NeedIt インジケーターの個人ターゲットとグローバルターゲットを設定します。

[NeedIt:毎月期限 (NeedIt: Due Monthly)] インジケーターのターゲットを設定

  1. 分析ハブで [NeedIt:毎月期限 (NeedIt: Due Monthly)] インジケーターを開きます。

    1. ServiceNow ブラウザーのメインウィンドウ (Studio ではない) で、Application Navigator を使用して [Performance Analytics] > [インジケーター] > [自動インジケーター] を開きます。
    2. [NeedIt:毎月期限 (NeedIt: Due Monthly)] 自動インジケーターを開きます。
    3. [分析ハブを表示する] 関連リンクをクリックします。

    OR

    1. Application Navigator を使用して、[Performance Analytics] > [分析ハブ] を開きます。
    2. [NeedIt: 毎月期限 (NeedIt: Due Monthly)] インジケーターを開きます。
  2. カレンダーピッカーを使用して、期間を 6 か月前に設定します。選択する日付は、例に示されている日付とは異なります。

    カレンダーピッカーは分析ハブの左上にあります。

  3. 時系列セレクターを使用して、すべてのデータを表示するようにグラフを設定します。

    [3 か月]、[6 か月]、[年度累計]、または [すべて] を選択します

  4. [適用] ボタンをクリックします。

  5. グローバルターゲットを追加します。

    1. 分析ハブのヘッダーの [ターゲット] アイコンをクリックして、ターゲットを追加します。

      ターゲットを追加/変更するアイコンはチャートの右上にあります

    2. [新しいターゲット] リンクをクリックします。

    3. ターゲットを構成します。

        グローバル 選択済み
        ターゲット 150
    4. [保存] ボタンをクリックします。

  6. 個人ターゲットを追加します。

      個人 選択済み
      ターゲット 200
  7. ターゲットが表示されていない場合は、チャートツールバーの [ターゲット] ボタンをクリックして、チャートにターゲットを表示します。

    チャートツールバーの [ターゲット] アイコンをクリックして、チャートのターゲットをオンに切り替えます。

質問:分析ハブのチャートを見るときに、グローバルターゲットと個人ターゲットをどのように区別できるますか。
回答:個人ターゲットは、チャート上の細くて薄いグレーの線です。グローバルターゲットは、チャート上の太くて濃いグレーの線です。

課題

必要な値と時系列を使用して、[NeedIt:毎週アクティブ (NeedIt: Active Weekly)] インジケーターの個人ターゲットとグローバルターゲットを設定します。

記事 (35/57)

しきい値

しきい値は、インジケーターの通常のスコア範囲を定義するものです。スコアが常に高い、常に低いなど、特定のイベントが発生した場合に、しきい値によって通知が送信されます。

しきい値は、個人としてもグローバルとしても使用できます。個人のしきい値は、作成したユーザーだけが見ることができ、チャート上では明るいグレーの点線で表示されます。グローバルのしきい値は、すべてのユーザーに表示され、チャートや時系列ウィジェットでは暗いグレーの点線で表示されます。

ユーザーは、個人またはグローバルのターゲットを設定できます

記事 (36/57)

しきい値の作成、編集、および削除

pa_viewer ロールを持つユーザーは、個人のしきい値を作成できます。pa_threshold_admin または admin ロールを持つユーザーは、グローバルしきい値を作成できます。

スコアカードからのしきい値の作成

時系列が選択されていない場合、しきい値はすべてのデータに適用されます。測定期間を選択した後、分析ハブのヘッダー (チャートツールバーではない) の [しきい値] アイコンをクリックします。

しきい値を追加/変更するアイコンは、チャート領域の左上にあります。

[新しいしきい値] リンクをクリックします。[グローバル] または [パーソナル] を選択します。[しきい値] 選択リストを使用して次のいずれかを選択します。

  • 最大値
  • 最小値
  • Less than
  • より大きい

[次の値未満] および [より大きい] に、しきい値の値を入力します。

グローバルまたはパーソナルを選択し、しきい値タイプを選択して、しきい値を設定します。

[保存] ボタンをクリックします。

チャートツールバーの [しきい値] アイコンをクリックすると、チャートにしきい値が表示されます。

しきい値の編集および削除

しきい値を編集または削除するには、分析ハブで [しきい値] パネルを開きます。

しきい値を編集するには、[しきい値] リストでしきい値をクリックします。しきい値を削除するには、[しきい値の削除 (Delete threshold)] アイコンをクリックします。

[しきい値] 関連リストを使用して、しきい値を変更または削除します

記事 (37/57)

しきい値の通知

通知のしきい値に達すると、Performance Analytics によって通知が生成されます。

  • PA しきい値到達 (PA Threshold Reached):特定のインジケーターのしきい値に関する通知を、あるユーザー群に送信します
  • PA しきい値通知:しきい値に達したすべてのインジケーターの概要を示す通知を送信します

[PA しきい値到達 (PA Threshold Reached)] の受信者の設定

[PA しきい値到達 (PA Threshold Reached)] 通知を受信するユーザーを設定するには、[Performance Analytics] > [インジケーター] > [しきい値] を開きます。編集するしきい値を開きます。[ユーザー] 関連リストまでスクロールして、[編集...] ボタンをクリックします。通知するユーザーを [コレクション] スラッシュバケットから [ユーザーリスト] スラッシュバケットに移動します。

ユーザーを [ユーザーリスト] のスラッシュバケットに追加する

[保存] ボタンをクリックします。

[PA しきい値通知] の受信者の設定

PA しきい値通知を受信するユーザーを設定するには、[システム通知] > [メール] > [通知] を開きます。[PA しきい値通知] レコードを開きます。[PA しきい値通知] レコードは、[グローバル] スコープで編集する必要があります。情報メッセージ内のリンクをクリックして、[グローバル] スコープに切り替えます。[受信者] セクションで受信者を設定します。

通知にユーザーまたはグループを追加して、通知を受信するユーザーを指定します。

[通知] モジュールで [受信者] セクションの詳細を確認します。

演習 (38/57)

演習:しきい値

この演習では、NeedIt インジケーターの個人のしきい値とグローバルしきい値を設定します。

[NeedIt:毎月期限 (NeedIt: Due Monthly)] インジケーターのしきい値を設定する

  1. 分析ハブで [NeedIt:毎月期限 (NeedIt: Due Monthly)] インジケーターを開きます。

    1. ServiceNow ブラウザーのメインウィンドウ (Studio ではない) で、Application Navigator を使用して [Performance Analytics] > [インジケーター] > [自動インジケーター] を開きます。
    2. [NeedIt:毎月期限 (NeedIt: Due Monthly)] 自動インジケーターを開きます。
    3. [分析ハブを表示する] 関連リンクをクリックします。

    OR

    1. Application Navigator を使用して、[Performance Analytics] > [分析ハブ] を開きます。
    2. [NeedIt:月次期限 (NeedIt: Due Monthly)] スコアカードを開きます。
  2. カレンダーピッカーを使用して、期間を 6 か月前に設定します。選択する日付は、例に示されている日付とは異なる可能性があります。

    カレンダーピッカーはチャートの左上にあります。

  3. 時系列セレクターを使用して、すべてのデータを表示するようにグラフを設定します。

    [3 か月]、[6 か月]、[年度累計]、または [すべて] を選択します

  4. [適用] ボタンをクリックします。

  5. [しきい値] アイコンをクリックして、しきい値を追加します。

    [しきい値の追加/変更] アイコンはチャートの右上にあります

  6. [新しいしきい値] リンクをクリックします。

  7. しきい値の構成

      グローバル 選択済み
      しきい値 最小値
  8. [保存] ボタンをクリックします。

  9. 別のしきい値を追加します。

      個人 選択済み
      しきい値 より大きい
      値を超える 225
  10. [保存] ボタンをクリックします。

  11. [しきい値] ペインを閉じます。

  12. チャートにしきい値が表示されない場合は、チャートツールバーの [しきい値] アイコンをクリックします。チャートのしきい値を調べます。

しきい値が作成されると、[しきい値] アイコンが自動的に選択されます。

質問:チャートを見るときに、グローバルしきい値と個人しきい値をどのように区別できますか。
回答:個人しきい値は、チャート上の点線の薄いグレーの線です。グローバルしきい値は、チャート上の点線の濃いグレーです。

課題

必要な値と時系列を使用して、[NeedIt:毎週アクティブ (NeedIt: Active Weekly)] インジケーターの個人のしきい値とグローバルしきい値を設定します。

記事 (39/57)

スコア予測

Performance Analytics では、既存の傾向を使用して、時系列ウィジェットと詳細スコアカードの未来のデータを予測できます。予測データはチャート内の点線で表示されます。

予測データは未来へ続く点線です。

予測の作成

インジケーターレコードの [予測] セクションで予測を構成します。予測に含まれるデータ ポイントの数は、インジケーターの周期と、インジケーターで構成される [予測期間] の数によって決まります。

[予測] セクションはインジケーターレコードの一部です。

  • 使用した予測方法[なし]、[自動]、[リニア]、[ドリフト]、[単純な季節トレンド分解]、[単純な季節トレンド分解ドリフト]、[STL (Loess による季節トレンド分解)]、または [ランダムフォレスト] を選択します。
  • 予測期間:未来の予測対象期間の数。期間の長さはインジケーターの周期によって異なります。日次インジケーターの場合、期間は 7 日、週次は 13 週間、月次は 12 か月、年次は 4 年と定義されます。予測期間の表を参照してください。
  • 予測下限:予測データで使用可能な最小値。予測下限値よりも低いスコアはこの値で表示されます。
  • 予測上限:予測データで使用可能な最大値。予測上限値よりも大きいスコアはこの値で表示されます。
  • 予測基準[ すべてのスコア][前の期間]、または [開始日 (固定)] を選択します。
  • 期間[予測基準] フィールドの期間数を選択し ます。前の期間の予測でのみ利用できます。
  • 開始日:カレンダーを使用して、予測の開始日を選択します。開始日 (固定)の予測でのみ使用できます。

開発者向けのヒント[自動] は、[使用した予測方法] フィールドの推奨設定です。6 つの予測方法すべてを使用して自動設定により予測が行われ、最適な方法が選択されます。

予測の表示

分析ハブでチャートに予測を表示するには、チャートツールバーの [予測] ボタンをクリックします。インジケーターレコードに予測が定義されていない場合、ユーザーがチャートで予測を有効にすると、分析ハブがインジケーターの自動予測を実行します。

[予測] ボタンをクリックして予測を表示します。

演習 (40/57)

演習:予測

この演習では、NeedIt インジケーターの予測を設定して有効にします。

[NeedIt:毎月期限 (NeedIt: Due Monthly)] インジケーターの予測を構成

  1. [NeedIt: 毎月期限 (NeedIt: Due Monthly)] インジケーターを開きます。
    1. ServiceNow ブラウザーのメインウィンドウ (Studio ではない) で、Application Navigator を使用して [Performance Analytics] > [インジケーター] > [自動インジケーター] を開きます。
    2. [NeedIt:毎月期限 (NeedIt: Due Monthly)] 自動インジケーターを開きます。
  2. [予測] セクション (タブ) に切り替えます。
  3. 予測を構成します。
      使用した予測方法 自動
      予測期間 3
      予測基準 前期
      期間 1
  4. [他のアクション] メニュー ([他のアクション] メニューは、ヘッダーの左側にあります。) をクリックして、[保存] メニューアイテムを選択します。

予測を有効にして表示

  1. [分析ハブを表示する] 関連リンクをクリックします。

  2. チャートの予測が有効になっていない場合は、チャートツールバーの [予測] アイコンをクリックして、予測を有効にします。

    [グラフ設定] アイコンはチャートヘッダーにあります。

  3. チャートの予測を調べます。どのような傾向が予測されるかを確認します。毎月期限が来る NeedIt 要求の数は、増えるでしょうか、減るでしょうか、ずっと同じでしょうか。

課題

[NeedIt:毎週アクティブ (NeedIt: Active Weekly)] インジケーターの予測を設定します。要件は次のとおりです。

  • 自動的に決定される予測
  • 2 つの期間の予測
  • 予測の下限値が 100
  • 予測の上限値が 500
  • すべてのスコアに基づく予測

分析ハブの [NeedIt:毎週アクティブ (NeedIt: Active Weekly)] インジケーターチャートに予測が表示されます。

課題ソリューション
NeedIt レコードがランダムに生成されました。実際の [NeedIt:毎週アクティブ (NeedIt: Active Weekly)] スコアと予測ラインの値は例と異なる場合があります。[予測] の設定は、例の設定と一致する必要があります。

[NeedIt:毎週アクティブ (NeedIt: Active Weekly)] 予測構成

[NeedIt:毎週アクティブ (NeedIt: Active Weekly)] 予測構成

分析ハブでの [NeedIt:毎週アクティブ (NeedIt: Active Weekly)] 予測

分析ハブでの [NeedIt:毎週アクティブ (NeedIt: Active Weekly)] 予測

記事 (41/57)

Performance Analytics のダッシュボード

ダッシュボードは、定期的に使用するチャートを、タブやウィジェットを使用して 1 か所にまとめた、ドラッグアンドドロップで操作可能なキャンバスです。意味のある情報をまとめてアプリケーションユーザーに伝えるため、複数のチャートを使用してアプリケーションダッシュボードを設計します。

モジュールのこのセクションでは、Performance Analytics のウィジェットをダッシュボードに追加する方法について説明します。ダッシュボードの総合的な説明は、「データの可視化」モジュールでお読みいただけます。

この例で示す地震に関するダッシュボードには、今月の地震のスコア、毎月の新しい地震の時系列の線グラフ、前の期間と現在の期間を比較する時系列の線グラフという 3 つのウィジェットがあります。

開発者向けのヒント:サービスワーカー/履行者、サービス/プロセス/アプリの所有者、担当役員、顧客/エンドユーザーなど、アプリケーションのペルソナごとのダッシュボードを作成します。

記事 (42/57)

Performance Analytics ダッシュボードの作成

Performance Analytics ダッシュボードを作成するには、[Performance Analytics] > [ダッシュボード ] を開き、[新規] ボタンをクリックします。ダッシュボードを構成します。

  • 名前:ダッシュボードセレクターに表示されるダッシュボードの名前。
  • グループ:ダッシュボード選択リスト内のダッシュボードを配置する場所。ベースライングループは、[Agent Intelligence][CMDB Dashboard][Flow Designer][インシデント][プラットフォーム][問題][SLA] および [その他] です。ダッシュボードに対してグループが選択されていない場合、グループは自動的に [その他] グループに配置されます。
  • 順序:ダッシュボードのランディングページと選択リストに表示されるダッシュボードの順序。順序は、低い数値から高い数値への昇順です。[管理コンソール][Flow Designer の操作]、および [分析利用状況の概要] ダッシュボードは、ユーザーが作成したダッシュボードよりも常に優先されます。
  • ロールに制限:ダッシュボードにアクセスするために必要なロール。
  • アクティブ:実行時にダッシュボードを使用可能にする場合に選択します。
  • 所有者:ダッシュボードレコードを所有する ServiceNow ユーザー。

ダッシュボードレコードを [保存] (送信ではない) し、[ダッシュボードを表示] 関連リンクをクリックして、ウィジェットとタブをダッシュボードに追加します。

ダッシュボードの構成後にダッシュボードを保存して、[ダッシュボードを表示] 関連リンクにアクセスできるようにします。

開発者向けのヒント:アプリケーションのグループを作成すると、アプリケーションダッシュボードがダッシュボードリストにまとめて表示されます。

記事 (43/57)

Performance Analytics ダッシュボードのウィジェットの追加

Performance Analytics ウィジェットを Performance Analytics ダッシュボードに追加するには、[ウィジェットを追加] アイコン ([ウィジェットを追加] アイコンは、ダッシュボードエディターのヘッダーの右側にあります。) をクリックします。

[ウィジェットを追加] 選択リストで、[Performance Analytics] アイテムを選択します。

[ウィジェットを追加] 選択リストで [Performance Analytics] を選択します。

ウィジェットの Performance Analytics データタイプ ([ブレークダウン][スコア] など) を選択します。

ウィジェットに表示する Performance Analytics データタイプを選択します。

既存のリストから選択するか、#New <PA 要素> (#New Score や #New Breakdown など) を作成します。

アプリケーションのウィジェットを初めて作成するときは、新しいスコア、新しいブレークダウンなどを作成する必要があります。

ウィジェットのプレビューで、[追加] ボタンをクリックします。[ここをクリック] リンクは、プレビューではクリックできません。

[追加] ボタンをクリックして、ダッシュボードにウィジェットを追加します。

記事 (44/57)

Performance Analytics ダッシュボードのウィジェットの構成

新しい Performance Analytics ウィジェットを構成するには、[ここをクリック] リンクをクリックします。

新しいウィジェットで [ここをクリック] リンクをクリックします。

ウィジェットを構成します。構成フィールドの値は、ウィジェットのタイプと表示方法によって異なります。

ウィジェットのフィールドを構成します。

[送信] ボタンをクリックします。

Performance Analytics ダッシュボードのウィジェットをクリックすると、インジケータースコアカードが開きます。

ウィジェットの任意の場所をクリックすると、分析ハブでインジケーターが開きます。

意味のある方法で情報を伝えるためにデータを整理、要約、および表示するウィジェットをさらに追加します。ダッシュボードは、次のような目的でアプリケーション開発者とユーザーを支援します。

  • 傾向の特定
  • フィールドの値の監視
  • 範囲外のデータの検索
  • 作業の追跡
  • 進行状況の表示

演習 (45/57)

演習:Performance Analytics ダッシュボード

この演習では、[NeedIt:毎月期限 (NeedIt: Due Monthly)] インジケーターのダッシュボードを作成します。

ダッシュボードを作成

  1. ServiceNow ブラウザーのメインウィンドウ (Studio ではない) で、Application Navigator を使用して [Performance Analytics] > [ダッシュボード] を開きます。
  2. [新規] ボタンをクリックします。
  3. ダッシュボードを構成します。
      名前 NeedIt アプリケーション (NeedIt Application)
      順序 10
  4. ダッシュボードのグループを作成します。
    1. [グループ] フィールドで、[リストから参照] アイコン ([リストから参照] ボタンは、[グループ] フィールドの右側にあります。) をクリックします。
    2. [ダッシュボードグループ] ダイアログで、[新規] ボタンをクリックします。
    3. グループを構成します。
        名前 NeedIt
        順序 1
    4. [ダッシュボードグループ] ウィンドウで [送信] ボタンをクリックします。
  5. [ダッシュボードの新規レコード] フォームで[他のアクション][他のアクション] メニューは、フォームヘッダーの左側にあります。 メニュー () をクリックして、[保存] メニューアイテムを選択します。

Performance Analytics スコアウィジェットをダッシュボードに追加

  1. ダッシュボードフォームで、[ダッシュボードを表示] 関連リンクをクリックします。
  2. ダッシュボードに [スコア] ウィジェットを追加します。
    1. [ウィジェットを追加] アイコン ([ウィジェットを追加] アイコンは、ダッシュボードエディターのヘッダーの右側にあります。) をクリックします。

    2. [ウィジェットカテゴリ] 選択リストで [Performance Analytics] を選択します。

    3. Performance Analytics のウィジェットタイプのリストで、[スコア] ウィジェットタイプを選択します。

      スコアウィジェットを選択します

    4. スコアのリストで、[#New Score] をクリックします。

    5. [追加] ボタンをクリックします。

  3. ウィジェットの [ここをクリック] リンクをクリックして、 [#New Score] ウィジェットを設定します。
      名前 今月が期限の NeedIt 要求 (NeedIt Requests Due this Month)
      説明 今月が期限の NeedIt 要求のスコア (Score for NeedIt requests due this month)
      名前 NeedIt:期限月次 (NeedIt: Due Monthly)
      タイプ スコア
      ビジュアル化 ダイヤル
  4. [送信] ボタンをクリックします。

質問[今月が期限の NeedIt 要求 (NeedIt Requests Due this Month)] スコアウィジェットを使用して、分析ハブで [NeedIt:月次期限 (NeedIt: Due Monthly)] インジケーターを開くにはどうすればよいですか。
回答[今月が期限の NeedIt 要求 (NeedIt Requests Due this Month)] スコアウィジェットをクリックして、分析ハブで [NeedIt:月次期限 (NeedIt: Due Monthly)] インジケーターを開きます。

Performance Analytics の時系列ウィジェットをダッシュボードに追加

  1. ダッシュボードに時系列ウィジェットを追加します。
    1. [ウィジェットカテゴリ] 選択リストで [Performance Analytics] を選択します。
    2. Performance Analytics のウィジェットタイプのリストで、[時系列] ウィジェットを選択します。
    3. 時系列のリストで、[#New Time Series] を選択します。
    4. [追加] ボタンをクリックします。
  2. [ここをクリック] リンクをクリックして、[#New Score] ウィジェットを設定します。
      名前 今年の月別 NeedIt 要求 (NeedIt Requests this Year by Month)
      説明 今年の月別 NeedIt 要求の線グラフ (Line chart of NeedIt requests this Year by Month)
      名前 NeedIt:期限月次 (NeedIt: Due Monthly)
      タイプ 時系列
      ビジュアル化 線グラフ
  3. [日付の設定] セクション (タブ) を構成します。
      期間 1 年
      日付範囲セレクターを表示 選択済み (オン)
  4. [表示の設定] セクション (タブ) を構成します。
      ターゲットを表示 選択済み (オン)
      しきい値を表示 選択済み (オン)
  5. [送信] ボタンをクリックします。

質問[今年の月別 NeedIt 要求 (NeedIt Requests this Year by Month)] の時系列ウィジェットは、1 年分のデータを表示するように設定されていますが、ウィジェットに表示されるデータが 12 か月未満の場合があります。表示されるデータが 12 か月未満になるのはなぜですか。
回答:ランダムデータを生成するために使用されるスクリプトで、生成されたデータはわずか 6 か月分です。Performance Analytics では、データのない月のスコアは表示されません。

Performance Analytics ブレークダウンウィジェットをダッシュボードに追加

  1. ダッシュボードに [ブレークダウン] ウィジェットを追加します。
    1. [ウィジェットカテゴリ] 選択リストで [Performance Analytics] を選択します。
    2. Performance Analytics のウィジェットタイプのリストで、[ブレークダウン] ウィジェットを選択します。
    3. ブレークダウンのリストで、[#New Breakdown] を選択します。
    4. [追加] ボタンをクリックします。
  2. [ここをクリック] リンクをクリックして、 [#New Breakdown] ウィジェットを設定します。
      名前 今月が期限の NeedIt 要求 (要求タイプ別) (NeedIt Requests Due this Month by Request Type)
      説明 今月が期限の NeedIt 要求を要求タイプ別に示すドーナツグラフ (Donut chart showing NeedIt requests due this month by Request type)
      名前 NeedIt:期限月次 (NeedIt: Due Monthly)
      ブレークダウン NeedIt 要求タイプ
      タイプ ブレークダウン
      ビジュアル化 ドーナツ
      ソート
  3. [表示の設定] セクション (タブ) を構成します。
      可視化セレクターを表示 選択済み (オン)
      ブレークダウンセレクターを表示 選択済み (オン)
  4. [送信] ボタンをクリックします。
  5. [今月が期限の NeedIt 要求 (要求タイプ別) (NeedIt Requests Due this Month by Request Type)] ウィジェットを確認します。
    1. 可視化選択リストを使用して、表示方法をドーナツから好みの表示方法に変更し ます。
    2. [ブレークダウン] セレクターを使用して、[ブレークダウン] を [NeedIt 要求先] に変更します。

NeedIt ダッシュボードのレイアウトを変更

  1. ダッシュボードで、構成 アイコン ([構成] アイコンは、ダッシュボードエディターのヘッダーの右側にあります。) をクリックします。

  2. [クイックレイアウトを適用]セクションで、左側に 1/3 の幅の列、右側に 2/3 幅の列がある 2 列レイアウトをクリックします。

    クイックレイアウトを適用します

  3. ウィジェットをドラッグしてダッシュボードを再配置します。

    1. 最初の行の最初の列に、[今月が期限の NeedIt 要求 (NeedIt Requests Due this Month)] ウィジェットが入ります。最初の行の 2 列目には、[今年の月別 NeedIt 要求 (NeedIt Requests this Year by Month)] ウィジェットが入ります。

    2. 2 行目の最初の列に、[今月が期限の NeedIt 要求 (要求タイプ別) (NeedIt Requests Due this Month by Request Type)] ウィジェットが入ります。

      完成した NeedIt ダッシュボードには 3 つのウィジェットがあります

演習 (46/57)

課題:ダッシュボードのタブを追加する

この課題では、[NeedIt アプリケーション] ダッシュボードに [NeedIt:毎週アクティブ (NeedIt: Active Weekly)] インジケーターのタブを追加します。

ミッション

[NeedIt アプリケーション] ダッシュボードに、[NeedIt:毎週アクティブ (NeedIt: Active Weekly)] インジケーターのウィジェットを表示するタブを追加します。

  • 新しいタブのタブタイトルは、[毎週アクティブ (Active Weekly)] にする必要があります。

  • 元のタブのタブタイトルは、[毎月期限 (Due Monthly)] である必要があります。

  • このタブには、少なくとも 4 つの Performance Analytics ウィジェットが含まれている必要があります。

    • 選択したウィジェットを使用しますが、すべて NeedIt:毎週アクティブインジケーターを使用するように設定する必要があります。
    • 少なくとも 2 つの異なる Performance Analytics ウィジェットタイプを使用します。
  • タブのレイアウトは、デフォルトのレイアウト以外のものにしてもかまいません。作成したウィジェットが読みやすく表示されるレイアウトを選択してください。たとえば、時系列ウィジェットが狭すぎないようにレイアウトするなどです。

この課題には、正解も不正解もありません。自身の創造性と Performance Analytics のスキルを活かして、インジケーターに対して意味のあるダッシュボードタブを作成してください。

ヒント[構成] アイコン ([構成] アイコンは、ダッシュボードエディターのヘッダーの右側にあります。) を使用して、ダッシュボードにタブを追加します。

記事 (47/57)

Performance Analytics のバケットグループ (オプション)

店舗の一般的なトラフィックパターンのチャートは、インターネットで入手できます。

「来店者数の多い時間 (Popular times)」チャートはバケットグループです。

トラフィックパターンのチャートでは、来店者数がカウントされて 1 時間ごとのバケットにソートされます。トラフィックパターンのチャートを使用して、買い物客は来店に最適な時間を決めることができます。

Performance Analytics では、バケットグループは、スクリプトまたはフィールドによって返された値を個別のバケットに分割する、特殊なタイプのブレークダウンソースです。バケットグループは、生データでは分かりにくいと思われる結果を引き出す際に便利です。[月の日ごとの地震数 - 12 か月合計 (Earthquakes by Day of Month - 12 Month Sum)] ウィジェットでは、前年の地震の大部分が、その月の 5 日または 6 日に発生したことが示されています。過去 12 か月間に地震が発生しない日がないことも、ウィジェットで示されます。「最も安全な日」はありません。

データでは、地震の大部分が前年のその月の 5 日または 6 日に発生したことを明確に示しています。

グループ化のスコアに対するブレークダウン要素がアプリケーションのテーブルで使用できない場合は、バケットグループを使用します。開発者は、ブレークダウン要素を作成したり、ブレークダウンソースでブレークダウン要素を使用したりすることが可能です。

バケットグループを操作する手順は次のとおりです。

  1. バケットグループを作成するか、既存のバケットグループを選択します。
  2. バケットグループを使用するブレークダウンソースを作成します。
  3. スコアをグループ化するために使用可能なフィールドがない場合は、ブレークダウンマッピングスクリプトを記述して、ブレークダウンソースのデータをバケットにソートします。
  4. ブレークダウンソースからブレークダウンを作成し、スクリプトにマップします。
  5. インジケーターにブレークダウンを追加します。
  6. インジケーターの履歴データコレクタージョブを実行して、新しいブレークダウンの値を計算します。
  7. データを視覚化する、またはスコアカードのデータを調べるウィジェットを作成します。

記事 (48/57)

バケットグループの作成 (オプション)

バケットグループは、スコアをグループ化するときに使用する値の範囲を定義します。バケットグループは再利用できます。バケットグループを作成する前に、既存のバケットグループを使用できるかどうか確認してください。

バケットグループを作成するには、[Performance Analytics] > [ブレークダウン] > [バケットグループ] を開きます。[新規] ボタンをクリックします。

新しいバケットグループを構成します

バケットグループを構成します。

  • 名前:バケットグループのわかりやすい名前。
  • 説明:バケットグループの目的の説明。
  • バケット:バケットを定義します。
    • 名前:バケットの名前。名前はスコアカードとウィジェットに表示されます。
    • 開始:バケットの開始値。
    • 終了:バケットの終了値。

注意:バケットグループには、[開始] の値は含まれますが、[終了] の値は含まれません

記事 (49/57)

バケットグループのブレークダウンソース (オプション)

ブレークダウンソースを作成するには、Application Navigator を使用して [Performance Analytics] > [ソース] > [ブレークダウンソース] を開きます。[新規] ボタンをクリックします。

バケットグループのブレークダウンソースには、必須の構成があります。

  • ファクトテーブルバケット [pa_buckets]
  • フィールドSys ID
  • 条件[バケットグループ] [次の値に等しい (=)] [<バケットグループの名前>]

[ファクトテーブル]、[フィールド]、および [条件] フィールドには必須の値があります。

記事 (50/57)

ブレークダウンスクリプトの作成 (オプション)

ブレークダウンスクリプトは、ブレークダウンのグループのバケットに分類するデータを返すサーバーサイドスクリプトです。既存の [ファクトテーブル] フィールドがバケットに直接マッピングされていない場合、ブレークダウンはブレークダウンスクリプトを使用します。

ブレークダウンスクリプトを作成するには、[Performance Analytics] > [自動化] > [スクリプト] を開きます。[新規] ボタンをクリックします。

[ファクトテーブル] フィールドと [フィールド] フィールドを設定します。

スクリプトを構成します。

  • 名前:スクリプトのわかりやすい名前
  • 説明:スクリプトの動作の説明
  • ファクトテーブル:スクリプトのインジケーターソース
  • フィールド:スクリプトで使用する [ファクトテーブル] のフィールドのリスト
  • スクリプト[ファクト] テーブルからフィールドを返すサーバー側スクリプト

このスクリプト内では、[current][ファクトテーブル] のレコードです。スクリプトの最後の行では、スコアをバケットにグループ化するときに使用する数字を返す必要があります。

記事 (51/57)

ブレークダウンとマッピング (オプション)

バケットグループのブレークダウンは、バケットグループのブレークダウンソースにマッピングされます。マッピングスクリプトによってブレークダウンデータがバケットに分類されます。

バケットグループのブレークダウンの作成

バケットグループの自動ブレークダウンを作成します。[ブレークダウンソース] フィールドの値をバケットグループのブレークダウンソースに設定します。

[ファクトテーブル]、[フィールド]、および [条件] フィールドには必須の値があります。

ブレークダウンレコードを保存します。

ブレークダウンマッピングの作成

ブレークダウンレコードで、[ブレークダウンマッピング] 関連リストに切り替えて、[新規] ボタンをクリックします。

使用するスクリプトを指定します。スクリプトが必須でない場合は、[フィールド]フィールドに入力します。

ブレークダウンマッピングを構成します。

  • ファクトテーブル:スクリプトまたはフィールドのファクトテーブル。
  • フィールド:バケットにマップするフィールド。[スクリプト化] が選択されていない場合にのみ使用できます。
  • スクリプト:バケットにマップするデータを返すスクリプト。[スクリプト化] が選択されている場合にのみ使用できます。
  • スクリプト化:マッピングにスクリプトを適用する場合に選択します。選択されていない場合は、マッピングするフィールドを指定します。

記事 (52/57)

インジケーターへのブレークダウンの追加 (オプション)

インジケーターにブレークダウンを追加するには、[Performance Analytics] > [インジケーター] > [自動インジケーター] を開きます。編集するインジケーターを開くか、インジケーターを作成します。[ブレークダウン] 関連リストの [編集...] ボタンをクリックします。[追加] ボタンを使用して、バケットグループのブレークダウンを [コレクション] スラッシュバケットから [ブレークダウンリスト (Breakdowns List)] スラッシュバケットに移動します。

スラッシュバケットを使用して、バケットグループのブレークダウンをインジケーターに追加します。

注意:新しいブレークダウンの値を計算するには、インジケーターの履歴データコレクタージョブを実行します。

演習 (53/57)

演習:バケットグループ (オプション)

このオプションの演習では、バケットグループを作成して、その月の前半と後半のどちらに期限が来る NeedIt 要求が多いかを判断します。

バケットグループの作成 - 月の前半と後半 (Month Halves)

演習のこのセクションでは、バケットが 2 つあるバケットグループを作成します。

  1. ServiceNow ブラウザーのメインウィンドウ (Studio ではない) で、Application Navigator を使用して [Performance Analytics] > [ブレークダウン] > [バケットグループ] を開きます。

  2. [新規] ボタンをクリックします。

  3. バケットグループを構成します。

      名前 月の半分
      説明 月を 2 つの部分に分割するバケットグループ:1 日目から 15 日目と 16 日目から 31 日目。
  4. バケットをバケットグループに追加します。

    1. [バケット] リストで、[新規行を挿入...] をダブルクリックします。
    2. バケットを構成します。
        名前 1 〜 15
        開始 1
        終了 16
    3. 2 番目のバケットを追加して構成します。
        名前 16 - 31
        開始 16
        終了 32

    質問[1 - 15] バケットの [終了] フィールドの値と、[16 - 31] バケットの [開始] フィールドの値が 16 なのはなぜですか。NeedIt 要求と [必要な場合] フィールドの値は、その月の 16 日に 2 回カウントされますか。
    回答:バケットグループには、[開始] の値は含まれますが、[終了] の値は含まれません。月の 15 日に対する [必要な場合] 日付フィールドの値は、[16 - 31] バケットにしか含まれません。同じ理由で、[16 - 31] バケットの最後の値は 32 となります。

  5. [送信] ボタンをクリックします。

ブレークダウンソースを作成

演習のこのセクションでは、バケットグループのブレークダウンソースを作成します。

  1. ServiceNow ブラウザーのメインウィンドウ (Studio ではない) で、Application Navigator を使用して [Performance Analytics] > [ソース] > [ブレークダウンソース] を開きます。
  2. [新規] ボタンをクリックします。
  3. ブレークダウンマッピングを構成します。
      名前 半月ごとの NeedIt 要求 (NeedIt Requests by Month Half)
      説明 NeedIt 要求データを月の前半と後半の要求に分割します。(Break NeedIt request data into requests due in the first half of the month and in the second half of the month)
  4. [ソース] セクション (タブ) を構成します。
      ファクトテーブル バケット [pa_buckets]
      フィールド Sys ID
      条件 [バケットグループ] [次の値に等しい (=)] [半月]
  5. [送信] ボタンをクリックします。

ブレークダウンマッピングスクリプトを作成

[NeedIt] テーブルの [必要な場合] フィールドのタイプは、[GlideDateTime] です。[必要な場合] の値を [1 - 15] バケットと [16 - 31] バケットのいずれかにグループ化するには、GlideDateTime オブジェクトから日を抽出する必要があります。演習のこのセクションでは、日を抽出するスクリプトを作成します。

  1. ServiceNow ブラウザーのメインウィンドウ (Studio ではない) で、Application Navigator を使用して [Performance Analytics] > [自動化] > [スクリプト] を開きます。

  2. [新規] ボタンをクリックします。

  3. スクリプトを構成します。

      名前 NeedIt.day
      説明 必要な場合の日付から日付を抽出します。(Extract the day of the month from the When needed date.)
      ファクトテーブル NeedIt [x_58872_needit_needit]
  4. [必要な場合] フィールドをスクリプトに渡します。

    1. [フィールドのロック解除] ボタン ([ロック解除 (Unlock Fields)] ボタンは、[フィールド] フィールドの右側にあります。) をクリックします。
    2. [利用可能] スラッシュバケットで、[必要な場合] を選択します。
    3. [追加] ボタン ([追加] ボタンは、2 つのスラッシュバケットの間にあります。) をクリックして、[必要な場合] フィールドを [選択済み] スラッシュバケットに移動します。
  5. 次のスクリプトをコピーして、[スクリプト] フィールドに貼り付けます。

    whichDay = function(){ //Create a whenNeeded object from the GlideDateTime class. The value //of whenNeeded is the When needed date from the NeedIt record. var whenNeeded = new GlideDateTime(current.u_when_needed); //Return the day of the month part of the whenNeeded object return whenNeeded.getDayOfMonthLocalTime(); }; whichDay();
  6. スクリプトとスクリプトのコメントを読んで、スクリプトの機能をしっかり理解します。

  7. [送信] ボタンをクリックします。

ブレークダウンとマッピングを作成

演習のこのセクションでは、バケットグループのブレークダウンを作成し、そのブレークダウンにスクリプトをマッピングします。

  1. ServiceNow ブラウザーのメインウィンドウ (Studio ではない) で、Application Navigator を使用して [Performance Analytics] > [ブレークダウン] > [自動ブレークダウン] を開きます。
  2. [新規] ボタンをクリックします。
  3. ブレークダウンを構成します。
      名前 半月ごとの NeedIt 要求 (NeedIt Requests by Month Halves)
      説明 [必要な場合] フィールドの値によって月の前半と後半に要求を分割する NeedIt 要求のブレークダウン。(Breakdown for NeedIt requests to divide requests into the first and second halves of the month by When needed field value.)
  4. [自動化] セクション (タブ) を構成します。
      ブレークダウンソース 半月ごとの NeedIt 要求 (NeedIt Requests by Month Half)
  5. [他のアクション] メニュー ([他のアクション] メニューは、フォームヘッダーの左側にあります。) をクリックして、[保存] メニューアイテムを選択します。
  6. [ブレークダウンマッピング] 関連リストまでスクロールし、スクリプトをブレークダウンマッピングに追加します。
    1. [新規] ボタンをクリックします。
    2. ブレークダウンマッピングを構成します。
        ファクトテーブル NeedIt [x_58872_needit_needit]
        スクリプト化 選択済み (オン)
        スクリプト NeedIt.day
  7. [ブレークダウンマッピング] フォームの [送信] ボタンをクリックします。

バケットグループのブレークダウンを NeedIt インジケーターに追加

演習のこのセクションでは、[NeedIt:毎月期限 (NeedIt: Due Monthly)] インジケーターに [半月ごとの NeedIt 要求 (NeedIt Requests by Month Halves)] ブレークダウンを追加します。

  1. ServiceNow ブラウザーのメインウィンドウ (Studio ではない) で、Application Navigator を使用して [Performance Analytics] > [インジケーター] > [自動インジケーター] を開きます。
  2. 編集対象の [NeedIt:毎月期限 (NeedIt: Due Monthly)] インジケーターを開きます。
  3. [ブレークダウン] セクション (タブ) までスクロールし、インジケーターにブレークダウンを追加します。
    1. [編集...] ボタンをクリックします。
    2. [コレクション] スラッシュバケットで、[半月ごとの NeedIt 要求 (NeedIt Requests by Month Halves)] ブレークダウンをクリックします。
    3. [追加] ボタンをクリックして、ブレークダウンを [ブレークダウンリスト] スラッシュバケットに移動します。
    4. [保存] ボタンをクリックします。

データコレクターを実行 - NeedIt 履歴データ

  1. ServiceNow ブラウザーのメインウィンドウ (Studio ではない) で、Application Navigator を使用して [Performance Analytics] > [データコレクター] > [ジョブ] を開きます。
  2. [NeedIt 履歴データ] データコレクターを開きます。
  3. [今すぐ実行] ボタンをクリックします。
  4. バケットグループのブレークダウンの計算が機能していることを確認するには、[NeedIt:毎月期限 (NeedIt: Due Monthly)] インジケーターレコードを開き、[このインジケーターのスコアを表示] 関連リンクをクリックします。この例は、[半月ごとの NeedIt 要求 (NeedIt Requests by Month Halves)] のスコアのみを表示するように編集されています。スコアシートには、インジケーターの他のブレークダウンのスコアも含まれます。NeedIt レコードのデータはランダムに生成されるものであるため、ここで示すスコアとは異なる場合があります。

スコアシートには 2 か月半分のデータが表示されます

バケットグループのブレークダウンのダッシュボードウィジェットを作成

  1. ServiceNow ブラウザーのメインウィンドウ (Studio ではない) で、Application Navigator を使用して [Performance Analytics] > [ダッシュボード] を開きます。
  2. NeedIt アプリケーションダッシュボードを開きます。
  3. ダッシュボードに [ブレークダウン] ウィジェットを追加します。
    1. [ウィジェットを追加] アイコンをクリックします。
    2. [ウィジェットカテゴリ] 選択リストで [Performance Analytics] を選択します。
    3. Performance Analytics のウィジェットタイプのリストで、[ブレークダウン] ウィジェットを選択します。
    4. [ブレークダウン] ウィジェットのリストで、[#New Breakdown] を選択します。
    5. [追加] ボタンをクリックします。
  4. [ここをクリック] リンクをクリックして、 [#New Breakdown] ウィジェットを設定します。
      名前 [半月ごとの NeedIt 要求 - 6 か月の合計 (NeedIt Requests by Which Half of Month - 6 Month Sum)]
      説明 [必要な場合] フィールドの日を使用して、半月ごとの NeedIt 要求を表示します。(Display NeedIt requests by month half using the day of month from the When needed field.)
      名前 NeedIt:期限月次 (NeedIt: Due Monthly)
      ブレークダウン 半月ごとの NeedIt 要求 (NeedIt Requests by Month Halves)
      時系列 6 か月間移動合計
      タイプ ブレークダウン
      表示方法
      ソート
      ソート方向 昇順
  5. [表示の設定] セクション (タブ) を構成します。
      可視化セレクターを表示 選択済み (オン)
      ブレークダウンセレクターの表示 未選択 (オフ)
  6. [送信] ボタンをクリックします。
  7. [半月ごとの NeedIt 要求 - 6 か月の合計 (NeedIt Requests by Which Half of Month - 6 Month Sum)] ウィジェットを確認します。

質問:データによると、NeedIt 達成チームの月の前半は月の後半よりも忙しいですか。
回答NeedIt レコードはランダムに生成されているため、データが例と異なる場合があります。要求の正確な数を確認するには、ウィジェットの列にマウスを合わせます。この例では、月の後半は平均して月の前半よりも忙しくなっています。

演習 (54/57)

演習:Performance Analytics の作業を保存する (オプション)

開発者は、GitHub のようなソースコントロールアプリケーションを使用して、個人開発者インスタンス (PDI) の外部で変更をコミット (完了した作業を保存) できます。アプリケーションに対する変更内容をコミットして、作業をソースコントロールに保存します。

この演習では、このモジュールで完了した作業を GitHub リポジトリに保存します。

注意:ServiceNow が開発者プログラムの学習コンテンツで GitHub を使用する方法の詳細と、作業を保存する方法に関するビデオを見るには、『GitHub ガイド』を参照してください。

変更をコミット (Commit Changes)

  1. NeedIt アプリケーションが Studio で開かれていない場合は、ここで開きます。

    1. ServiceNow ブラウザーのメインウィンドウで、Application Navigator を使用して [システムアプリケーション] > [Studio] を開きます。

    2. [アプリケーションを選択] ダイアログで、このアプリケーションをクリックします。

  2. [ソースコントロール] メニューを開き、[変更をコミット] メニューアイテムを選択します。

    [変更をコミット (Commit Changes)] メニューアイテムを選択

  3. コミットする更新を選択します。

    1. [<アプリケーション> のソースコントロールにコミットするファイルを選択] ダイアログで、[すべての Update Sets] を選択します。
    2. コミットするアプリケーションファイルを確認します。
    3. [続行] ボタンをクリックします。

    ソースコントロールにコミットするファイルを選択します

  4. [NeedIt のソースコントロールにコミットするファイルを確認] ダイアログに、「Performance Analytics モジュール完了」などの [コミットのコメント] を入力します。

  5. [コミットファイル] ボタンをクリックします。

    コミットメッセージを入力

  6. [変更をコミット] ダイアログが成功を報告したら、[閉じる] ボタンをクリックします。

    変更が正常にコミットされました

    注意:変更のコミットに失敗した場合は、フォークしたリポジトリ URL ではなく ServiceNow のリポジトリ URL を [URL] フィールドに入力している可能性があります。GitHub 接続問題のトラブルシューティング方法については、『GitHub ガイド』の 「GitHub 問題のトラブルシューティング」セクションを参照してください。

記事 (55/57)

「Performance Analytics」の理解度チェック

Performance Analytics の理解度を確認しましょう。自分の進行状況を評価するには、次の質問が役立ちます。質問ごとに回答を決定し、質問の任意の場所をクリックして回答を表示します。

質問:Performance Analytics に関して、正しい文は次のどれですか。複数の回答が正解の場合があります。

  1. データを収集して分析する
  2. 経時的なデータを集計する
  3. 実用的なインサイトを提供する
  4. 将来のパフォーマンスを予測する
  5. 明確かつ最新のチャート共有する


回答すべて正解です。


質問:正誤問題?Performance Analytics は、どの ServiceNow インスタンスでも実行できる。


回答正解は「誤り」です。これは引っ掛け問題です。基本的な Performance Analytics はどの ServiceNow インスタンスでも実行できますが、Performance Analytics プレミアム版を本番インスタンスで実行するためにはライセンスが必要です。


質問:Performance Analytics に適したデータタイプは次のどれですか。複数の回答が正解の場合があります。

  1. 文字列
  2. 日付/時刻
  3. ブール
  4. ジャーナル
  5. 選択肢


回答正解は 235 です。文字列および ジャーナルデータタイプでは、自由形式のテキストを入力できます。自由形式のテキストは報告が難しくなります。


質問:Performance Analytics のコンポーネントについて言い表しているのは次のうちのどれですか。

ServiceNow テーブルのレコードのうち、優先度が重要であるなどの共通の特性を持つレコードのセット。

  1. フィールドタイプ
  2. ブレークダウン
  3. データコレクター
  4. インジケーターソース
  5. バケットグループ


回答正解は 4 です


質問:Performance Analytics のコンポーネントについて言い表しているのは次のうちのどれですか。

定期的に取得されるパフォーマンス測定基準。

  1. インジケーター
  2. インジケーターソース
  3. ブレークダウンソース
  4. ブレークダウン
  5. データコレクター


回答正解は 1 です


質問:Performance Analytics のコンポーネントについて言い表しているのは次のうちのどれですか。

より詳細な分析のためにインジケータースコアをフィルタリングまたはグループ化する。

  1. インジケーター
  2. インジケーターソース
  3. ブレークダウンソース
  4. ブレークダウン
  5. データコレクター


回答正解は 4 です


質問:データコレクターに関して正しい文は次のどれですか。複数の回答が正解の場合があります。

  1. 期間指定のデータコレクターは絶対時間のデータを収集する
  2. 相対指定のデータコレクターは絶対時間のデータを収集する
  3. サーバー側スクリプトを使用して実行時期を決定するように構成できる
  4. 常にスケジュールに基づいて自動的に実行される
  5. クエリにシステム時間を使用する


回答正解は 13 です。データコレクターは、常にスケジュールに基づいて実行するように設定する必要はありません。これはオプションです。たとえば、履歴データコレクターはオンデマンドで実行するように構成されています。ベースラインのケースでは、データコレクターはクエリにシステム時間を使用しますが、[実行時のタイムゾーン] 設定フィールドを使用して、別のタイムゾーンでクエリを実行するように構成することが可能です。


質問:分析ハブの機能は次のうちのどれですか。複数の回答が正解の場合があります。

  1. コメント
  2. しきい値
  3. スコアカード
  4. 予測
  5. ターゲット


回答正解は 1245 です。ServiceNow の Madrid リリース以降、スコアカードに分析ハブが取って代わりました。


質問:分析ハブの通知送信の機能は次のうちのどれですか。複数の回答が正解の場合があります。

  1. コメント
  2. しきい値
  3. 予測
  4. ターゲット
  5. 比較


回答正解は 24 です。


質問:ダッシュボードに関して、正しい文は次のどれですか。複数の回答が正解の場合があります。

  1. アプリケーションにはダッシュボードを 1 つだけ設定できる
  2. ダッシュボードには最大 4 つのウィジェットを設定できる
  3. すべてのユーザーがすべてのダッシュボードを見ることができる
  4. ダッシュボードはドラッグアンドドロップキャンバスを使用して構成される
  5. ダッシュボードにはウィジェットとタブを含めることができる


回答正解は 45 です。アプリケーションには通常、アプリケーションのペルソナごとにダッシュボードがあります。これは、ユーザータイプによって関心のある情報が異なるためです。ダッシュボードには、アプリケーションまたはプロセスから必要な情報を伝達するために必要な数のウィジェットを含めることができます。ダッシュボードへのアクセスはロールごとに制限されます。ロールがアサインされていないダッシュボードはすべてのユーザーが表示できます。


質問:バケットグループに関して、正しい文は次のどれですか。複数の回答が正解の場合があります。

  1. 特別なタイプのブレークダウンソース
  2. 分析ハブで表示する必要があります
  3. ダッシュボードユーザーが作成できる
  4. スクリプトまたはフィールドによって返された値を個別のグループに分割する
  5. 生データを見るだけではわかりにくいインサイトを提供できる


回答正解は 145 です。バケットグループを使用するインジケーターは、分析ハブまたはダッシュボードで表示できます。開発者はバケットグループを作成できますが、ユーザーは作成できません。

記事 (56/57)

Performance Analytics モジュールのまとめ

コアコンセプト:

  • Performance Analytics - プレミアム版プラグインを有効化して、ライセンスなしで開発インスタンスとテストインスタンスで使用できます。
  • Performance Analytics のアーキテクチャにはデータレイヤーと可視化レイヤーが含まれている
  • アプリケーション開発者は、データモデルに合わせて Performance Analytics を設計する必要があります。
    • 自由形式または文字列フィールドは避けてください。
    • 参照ブール日付/時刻整数10 進数、および 選択リストのデータタイプを使用します。
  • インジケーターソースは、定期的に収集される一連のフィルタリング済みレコードを定義する
  • インジケーターは、一定間隔のパフォーマンス測定基準を定義する
  • ブレークダウンは、詳細な分析のためにインジケータースコアをフィルタリングまたはグループ化する
  • ブレークダウンソースは、ブレークダウンスコアの計算に使用されるテーブルまたはデータベースビューのレコードセットです。
    • 複数のブレークダウンで同じブレークダウンソースを使用できます。
    • ブレークダウンはスコアカードとダッシュボードに表示されます。
  • データコレクターは、インジケーターソースからデータを収集するスケジュール設定済みジョブです。
    • 履歴:過去のデータを収集します。
    • 現在:現在のデータを収集します。
  • 分析ハブで表示するのは、単一のインジケーターのデータです。
    • インジケーターデータを分析します。
    • データを集計します。
    • ブレークダウンスコアを比較します。
    • 時間の経過に伴う変化を表示します。
  • ターゲットは、目標スコアとインジケータースコアの差を可視化する
  • しきい値は、インジケーターの通常のスコア範囲を定義する
  • 予測では、過去のパフォーマンスに基づいて未来のデータを予測する
  • ダッシュボードは、定期的に使用するチャートを、タブやウィジェットを使用して 1 か所にまとめた、ドラッグアンドドロップで操作可能なキャンバスである
  • バケットグループは、スクリプトによって返された値を個別のバケットに分割する、特殊なタイプのブレークダウンソースです。
    • バケットグループは、生データでは分かりにくいと思われる結果を引き出す際に便利です。
    • バケットは、データを再利用可能な論理グループにソートします。
    • バケットグループのブレークダウンは、インジケーターにマッピングする必要があります。
    • ダッシュボードウィジェット、分析ハブ、またはスコアカードでバケットグループブレークダウンを表示します。

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「Performance Analytics」の完了後の参考資料

お疲れさまでした。「Performance Analytics」モジュールを完了しました。Performance Analytics への関心に基づいて、さらに次の事項をお勧めします。

  • ServiceNow 開発者用語集:この開発者サイトの用語集では、Now Platform に適用される用語が定義されています。
  • Performance Analytics:ServiceNow のドキュメントサイトには、Performance Analytics のリファレンス資料一式があります。
  • Performance Analytics REST API:ServiceNow 開発者サイトには、Performance Analytics REST API のリファレンスドキュメントがあります。
  • Performance Analytics:はじめに (Getting Started):このコミュニティサイトの記事には、Performance Analytics の有効化、設定、および分析に関する記事へのリンクがあります。